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後場の日経平均は28円安でスタート、ファーストリテやトヨタ自などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27961.59;-28.58
TOPIX;1962.75;-1.47

[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比28.58円安の27961.59円と、前引け(27955.85円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27940円~27990円のレンジで横ばい。ドル・円は1ドル=140.00−10円と午前9時頃から1円ほど円安・ドル高水準。アジア市況は総じて軟調。上海総合指数および香港ハンセン指数ともに前日終値を挟んだもみ合いが続いていたが、日本時間の昼過ぎから軟調な展開となっている。後場の日経平均は急速に下げ渋った前引けにかけての流れを引き継いで、寄り付き後まもなくして上昇に転じている。心理的な節目の28000円も回復してきた。ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)メンバーであるポーランドに着弾したとの報道を受け地政学リスクが台頭したものの、前日に発表された米10月卸売物価指数(PPI)の大幅な鈍化を受けて金融引き締め懸念が一段と和らいでいることが投資家心理を下支えしているようだ。また、為替が午前から大きく円安・ドル高方向に振れていることも支援要因となっている。

セクターでは鉱業、卸売、情報・通信が上昇率上位となっている一方、保険、精密機器、ゴム製品が下落率上位になっている。東証プライム市場の売買代金上位ではソフトバンクG、東エレク、ソシオネクスト、アドバンテスト、ルネサス、三井物産、三菱商事、リクルートHD、信越化学などが大きく上昇している。一方、ファーストリテ、トヨタ自、ソニーG、オリンパス、三菱UFJ、川崎汽船、東京海上HD、商船三井が軟調に推移。

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