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後場の日経平均は156円安でスタート、エーザイやキーエンスなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28006.54;-156.29
TOPIX;1991.48;-12.83

[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比156.29円安の28006.54円と、前引け(27999.82円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27980円~28030円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=138.50−60円と午前9時頃から10銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は総じて堅調で、上海総合指数が2%を超える上昇率、香港ハンセン指数は4%近い上昇率でそれぞれ大幅高で推移している。

 中国での新型コロナ感染拡大を巡る混乱を受けて、米国のアップルや日本のホンダの工場で生産活動に支障が出るなどしており、世界経済の先行き不透明感が株式市場の重石として働いている。また、前日はセントルイス連銀のブラード総裁やニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁らから来年の利上げ必要性に関するタカ派な発言が出たこともあり、リスク回避的な動きが優勢となっている。一方、中国での「ゼロコロナ」政策に反対する民衆によるデモの拡大を受けて、当局が規制を緩和するのではないかといった思惑が高まっており、アジア市況の大幅高が投資家心理を下支えしている。後場の日経平均は引き続き心理的な節目の28000円を挟んだ一進一退の展開となっている。

 セクターでは金属製品、医薬品、電気機器が下落率上位となっている一方、銀行、保険、鉱業が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位ではエーザイが急落しており、ほか、レーザーテック、ソフトバンクG、東エレク、トヨタ自、キーエンス、ソニーG、メルカリ、三菱商事、川崎汽船、SMCなどが大きく下落。一方、三菱UFJ、ファーストリテ、東京海上、みずほ、大阪チタ、三菱重などが上昇している。

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