連邦準備制度理事会（FRB）は12月開催分の連邦公開市場委員会（FOMC）議事録を公表した。その中で、インフレが容認できないほど高く、メンバーは全般的にインフレリスクが鍵を握る要因と見ていることが明らかになった。また、「歴史は、時期尚早の緩和政策への転換を警告している」と強調。さらに、労働市場は非常に強く、23年に利下げが適切と考えているメンバーはいないことも分かり想定通りタカ派色を維持した。
ドルも堅調推移を維持。ドル・円は130円57銭から132円72銭まで上昇後も132円台半ばでドルの高値圏で推移。ユーロ・ドルは1.0600ドル前後、ポンド・ドルは1.2060−65ドルで伸び悩んだ。米国債相場も上昇が一服。10年債利回りは3.7％台に戻した。
想定通り、タカ派議事要旨の結果を受けて、株式相場は失速。ダウは再び下落に転じた。