31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり125銘柄、値下がり95銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反落。30日の米株式市場でダウ平均は260.99ドル安と7日ぶり反落。連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を直前に控える中、利益確定売りが先行。利上げペース減速が期待される一方、利上げ継続への思惑もくすぶり、金利上昇を警戒した売りが膨らんだ。ナスダック総合指数は−1.96%と3日ぶり大幅反落。一方、米1月ダラス連銀製造業活動指数の上振れなどに伴う為替の円安・ドル高を支援要因に、日経平均は25.16円高からスタート。ただ、今週に相次いで控える主力企業決算や中央銀行イベント、重要経済指標を前に様子見ムードが強く、日経平均は27500円を手前に膠着感の強い展開が継続。アジア市況が軟調な中、午後は一段と冴えない展開で、引けにかけては手仕舞い売りが膨らんだ。
大引けの日経平均は前日比106.29円安の27327.11円となった。東証プライム市場の売買高は12億542万株、売買代金は2兆9196億円だった。セクターでは銀行、鉱業、医薬品が下落率上位となった一方、電気・ガス、金属製品、海運が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の34%、対して値上がり銘柄は63%だった。
値下がり寄与トップは第一三共となり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。同2位は東エレクとなり、アドバンテ、ファーストリテ、ファナック、リクルートHD、HOYAなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはオリンパスとなり1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。同2位はKDDIとなり、オムロン、京セラ、キッコーマン、アサヒ、味の素などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27327.11(-106.29)
値上がり銘柄数 125(寄与度+66.11)
値下がり銘柄数 95(寄与度-172.40)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
オリンパス 2428.5 42 +5.75
KDDI 4059 21 +4.31
オムロン 7460 92 +3.15
京セラ 6706 32 +2.19
キッコマン 6840 50 +1.71
アサヒ 4282 49 +1.68
味の素 4273 49 +1.68
コムシスHD 2473 48 +1.64
日ハム 3900 95 +1.63
バンナムHD 8656 46 +1.58
豊田通商 5460 40 +1.37
東瓦斯 2719 185 +1.27
スズキ 4839 34 +1.16
ホンダ 3207 17 +1.16
日東電 8360 30 +1.03
丸井G 2206 29 +0.99
イオン 2657.5 28.5 +0.98
エプソン 2007 14 +0.96
京成 3780 55 +0.94
任天堂 5625 27 +0.92
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
第一三共 4064 -210 -21.57
東エレク 45170 -620 -21.23
アドバンテス 9200 -220 -15.07
ファーストリテ 78420 -310 -10.62
ファナック 22905 -260 -8.90
リクルートHD 4144 -83 -8.53
HOYA 14200 -335 -5.74
SMC 65350 -1620 -5.55
信越化 19075 -160 -5.48
塩野義薬 6183 -147 -5.03
ソフトバンクG 6144 -20 -4.11
中外薬 3358 -34 -3.49
資生堂 6713 -97 -3.32
エーザイ 8012 -97 -3.32
日本電産 7170 -120 -3.29
NTTデータ 2003 -18 -3.08
エムスリー 3507 -37 -3.04
キヤノン 2893 -54.5 -2.80
キーエンス 59280 -750 -2.57
テルモ 3763 -16 -2.19