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2月10日のNY為替概況

 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円58銭まで弱含んだのち、131円58 銭まで上昇し引けた。

日銀の後任総裁人事をめぐり、想定されていた雨宮副総裁ではなく、植田元審議委員が起用されるとの報道を受けた政策修正を織り込んだ円の買い戻しが一段落。さらに、米2月ミシガン大消費者信頼感指数や1年期待インフレ率速報値が予想以上に上昇、また、1月消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)といった重要指標発表を来週に控えインフレが高止まりし米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの警戒感に米金利が上昇。ドル買いに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.0707ドルから1.0666ドルまで下落し、引けた。

ユーロ・円は139円64銭まで下落後、140円45銭まで反発。

ポンド・ドルは、1.2130ドルから1.2049ドルまで下落した。

ドル・スイスは、0.9221フランから0.9251フランまで上昇。

【経済指標】
・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:66.4(予想:65.0、1月:64.9)
・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:4.2%(予想4.0%、1月:3.9%)
・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.9%(予想2.9%、1月:2.9%)
・米・1月財政収支:-388億ドル(予想:-550億ドル、22年1月:+1186.99億ドル)

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