お金が貯まらない人は、お金が貯まらない行動をとってしまっています。今回はそんな悪い習慣を6つ挙げながら、改善する方法を考えます。(『 教育貧困にならないために 教育貧困にならないために 』川畑明美)
お金が貯まらない人の悪い習慣
お金が貯まらない人は、お金が貯まらない行動をしています。
その行動が習慣化しているから、お金が貯まらないのです。
今回はお金が貯まらない悪い習慣を6つ挙げながら、それを改める方法を解説してます。
<お金を貯まらない悪い習慣その1:収支を把握していない>
お金の流れである収支を把握していないのは、穴の開いたバケツに水を入れているようなものです。
バケツの穴がいくつあるのか? 穴の大きさはどのくらいなのか?それがわかっていないから、水を溜めようと思っても永久に水が溜まることはありません。
まずは、1週間でよいので購入したモノのレシートや記録を残してください。バケツの穴の大きさや数を把握するには、購入したモノと金額を明確にすることです。
お金の記録を付けたら「消費」「浪費」「投資」に資金を分けてみましょう。明らかに「浪費」なのが分かれば、ひとつ穴が塞がります。
私も最初にレシートをまとめた時に、土日の朝食をコンビニで購入していたことに気付きました。コンビニ食をやめて、土日だけ夫が朝食を作るようになって、ひとつの穴が塞がりました。
<お金を貯まらない悪い習慣その2:「このくらいならいい?」と思っている>
小腹がすいたからコンビニでおにぎりを買う――実は、私はそれができません。原価を考えるとおにぎりは購入できないのです。
ブランド米でも1kgは1,000円しないで購入できます。お米1kgでおにぎりは約21個くらい作れるのです。お米1kgが1,000円だったとしても約47円です。1Kgが800円だったら約38円です。
コンビニのおにぎりも100円では購入できないのですから、かなりの割高なんです。
まさに「ちりも積もれば山となる」ですが、一度に支払う金額は少額でも、1週間・1ヶ月・1年と続けていけば、大きな金額になってしまうのです。
(1)で紹介した1週間分のレシートやお金の記録の各項目の額を、50倍にしてみてください。それが年間に支払う、おおよその金額です。
項目ごとに見ていくと、お金の使い方を考え直すきっかけになります。
<お金を貯まらない悪い習慣その3:お金を使ってストレス発散をしている>
お金を使うことこそが「ストレス発散」と思っている方です。
それではストレスが溜まるごとに、お金が減っていくことになります。
お金をかけないストレス発散方法を探してくださいね。ストレスが溜まったら休息を取ることが最も効果的です。
Next: まだあるお金が貯まらない悪い習慣。改善するには時間がかかる
<お金を貯まらない悪い習慣その4:仕事の帰りに寄り道してしまう>
仕事の帰りの寄り道――これはとても危険です。
コンビニなどは、ポイントカードで顧客データを集積・解析して、どうにか手に取ってもらえるように徹底的に研究しています。疲れてコンビニに入ったら、かなりの確実で何かを買ってしまいます。
寄り道しないことで、無駄遣いを避けられます。
<お金を貯まらない悪い習慣その5:ついで買い>
お店で購入する時は「買いたいモノリスト」を作ってから買い物に行きましょう。
レジ横にある商品は、ついで買いを誘うモノだと思ってくださいね。
スーパーに行くのならば、事前にwebチラシを見て献立を考えて、購入する食品を決めてから行くといいです。
<お金を貯まらない悪い習慣その6:自分へのご褒美がたくさんある>
頑張った自分へのご褒美は、悪いことではありませんが、頻繁にご褒美支出をしていてはムダ使いになってしまいます。
小さなご褒美をたくさん作るよりも、満足する1つを作ってくださいね。ご褒美は1点豪華主義の方が結果的に安く済みます。
また、お金を使うよりも「自分のための時間」をつくるようにすると良いですね。
良い習慣にかわるには時間がかかる
お金の悪い習慣をご紹介してきましたが、多かれ少なかれ、誰にでもある支出だと思います。
悪い習慣を良い習慣に上書き保存してくださいね。習慣が定着するには、3週間くらいの期間が必要です。良い習慣に変わるまでは、意識的に気を付けてくださいね。
節約体質になるには、時間がかかることを意識してください。ダイエットと同じで、すぐに10キロも体重が落ちることはありません。
支出も少しずつでないと、減らしていけないのです。
『
教育貧困にならないために
教育貧困にならないために
』(2023年2月14日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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