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NY為替:金融市場混乱の懸念後退でリスクオン

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円15銭から132円89銭まで上昇して132円87銭で引けた。米2月中古住宅販売成約指数が予想外に3カ月連続でプラスを維持したことを好感したドル買いや月末・期末に向けたドル買いが優勢となった。また、金融混乱への脅威が緩和したためリスク回避の円買いも後退。

ユーロ・ドルは、1.0860ドルから1.0823ドルまで下落し、1.0843ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事がユーロ圏のインフレが年末に急低下する見通しを示したほか、初期の生産段階でインフレの転換点が見られた、との発言を受けてECBの利上げ停止も近いとの見方にユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は143円22銭から144円09銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2345ドルから1.2303ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9213フランまで上昇後、0.9184フランまで下落した。

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