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悪徳ネット通販“お試し価格90%OFF”に潜む罠。電話不通で解約不能、支払い拒絶で見る地獄とは?=神樹兵輔

「お試し価格90%OFF」「初回実質ゼロ円」「いつでも解約可能」など、ネットでよく見かける広告の裏には、悪質なネット通販業者の罠が潜んでいます。電話不通で解約できず、支払拒絶もできない。法の隙間をかいくぐる悪質なネット通販の巧妙な手口と、その商法に騙されないための対策法について解説します。(『 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる! 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる! 』)

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※本記事は有料メルマガ『神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!』2023年4月24日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:神樹兵輔(かみき へいすけ)
投資コンサルタント&マネーアナリスト。富裕層向けに「海外投資懇話会」を主宰し、金融・為替・不動産投資情報を提供。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 経済の話』 『面白いほどよくわかる最新経済のしくみ』(日本文芸社)、『経済のカラクリ』 (祥伝社)、『見るだけでわかるピケティ超図解――21世紀の資本完全マスター』 (フォレスト出版)、『知らないとソンする! 価格と儲けのカラクリ』(高橋書店)など著書多数。

悪徳なネット通販の巧妙な罠

みなさま、こんにちは!「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。今回は「悪徳ネット通販」について取り上げます。特定商取引法改正でも追いつかずに消費者トラブルが激増している実態について、悪徳ネット通販業者の闇をえぐっていきます。

ネットには、美容のための化粧品や健康食品(サプリメント)、健康ドリンク、ホワイトニング歯磨などの広告が溢れています。

「初回500円」「お試し価格90%OFF」「初回実質ゼロ円(送料のみ)」「いつでも解約可能」などの表示に釣られて、「一度試してみようか」と思い、ネットで商品の申し込みをしてしまったら、大変です。

2回目以降の商品が、数万円単位の請求書とともに届いたり、クレジットカードから引き落とされます。

3回分購入しないと解約できない条件だったり、解約時に高額の解約金が必要な契約まであります。

おまけに、解約の電話をしようにも、一切電話がつながらない仕掛けに嵌ってしまうケースさえ少なくないのです。

こんな通販業者に引っかかったら、あなたなら、どうしますか。

5年で10倍以上に激増した通販トラブル

こうした商品の「定期縛りコース」での消費者トラブルが激増しているのです。

年間で約6万件ほどにもなっています。

消費者センターも対応に大わらわなのです。

いったん、申し込みをしたら、解約までの道のりが長く、あなたの貴重な労力や大切な時間、そして重要なお金が解約できるまで奪われ続けます。

ちなみに、通販では、訪販と異なり、基本的にクーリングオフが使えません。

返品についても、業者の決めた特約に従うことになります(返品特約がない事業者については、8日間だけのクーリングオフが認められています)。

悪徳業者は、最初から「解約できない」仕掛けを用意して、定期のバカ高い商品代金を少しでも長く払わせようとしています。

2022年4月からは、18歳でも成人です。

20歳未満なら、以前は使えた「未成年者取消権」も使えません。

2015年には、こうした定期解約トラブルは年間5,000件ほどだったものの、前述の通り、2020年には6万件近くまで達し激増しているのです。

被害者が10倍以上に増えています。

それだけ、この悪徳商法に騙される人が増えているのです。

最初にこの「悪質な定期縛りの手口」を編み出したネットの悪徳通販業者のやり方を、他の業者までがいっせいに真似をして、こんなデタラメ商法でしこたま稼ぐようになったからなのです。

2022年6月からは、「特定商取引法」が改正され、消費者が「定期購入」であることを容易に認識できないような形で表示を行う手口や、消費者に定期購入であることを明示的に示しつつも「いつでも解約可能」と称して契約を締結させ、解約に応じなかったとしても、契約自体を取り消せるようになっています。

Next: 解約したくても電話がつながらない



電話が不通で解約できない

しかし、そうはいってもこれが大変なのです。

解約しようと思っても、解約の窓口が「電話のみ」の場合、その電話番号にかけても、つながらないからです。

大抵、テープ録音の音声が回っているだけです。

「只今、電話が大変混雑しています。このままお待ちいただくか、改めて、おかけ直しください」

このまま待とうと思って、数10分経っても、この音声テープが繰り返されていると、そのうち大抵の人は諦めて電話を切ってしまうでしょう。

ただでさえ日常生活が繁忙だったりすれば、こんなくだらない電話に張り付いて待っているだけでも、怒りが込み上げるはずなのです。

すると、こんなことやってられるか!と電話を途中で切ってしまう人が続出するのです。

しかし、これが、敵の狙い目なのです。

もしくは、次のような音声テープもあります。

「只今、電話が大変混み合っています。本日お客様の電話番号へ、午後〇時以降、こちらからおかけ直しいたしますので、お待ちくださるようお願いいたします。なお、ご連絡が明日以降になることもありますので、ご承知おきくださいませ」

相手側から電話をかけ直してくれるのなら、ひと安心だと思っていても、来る日も来る日も待っていても、一向に相手側からの電話はありません。

こうしてウヤムヤな状況を作り出すのも、敵の常套手段なのです。

うっかりそのまま忘れてしまうと、次回便で商品が届いてしまい万円単位の請求書までついてきます。

しかも、1個だけでなく、2個届いたりする定期コースがあったりするため、まったくアコギな商法なのです。

たいてい2回目の商品代金は、1万5,000円とか、2万5,000円とかの、高額請求になっています。

「初回500円」「お試し価格1,000円」「特別価格90%OFFで2,200円」などといったオトリの格安初回料金と比べて、2回目以降の定期縛りコースの商品は、とにかく値段がバカ高いのです。

商品の製造原価は限りなく安いものばかり

ネット通販で売られている健康食品や美肌クリーム、健康ドリンク、ホワイトニング歯磨といった「定期縛り」の商品は、2回目以降の商品代金がバカ高いものばかりですが、これらの商品の原価は激安です。

こうした通販業者は、メーカー(製造業者)を名乗っていますが、工場を持っていません。

この業界は、ファブレス化(工場なし)がすすみ、OEM(相手先ブランドで生産する)で作ってくれる企業が、他にたくさんあるからです。

健康食品も、美肌クリームも、健康ドリンクも、ホワイトニング歯磨も、これらは原料費、容器代、箱代を含めても、1品当たりの原価の合計は、たったの数十円から百数十円程度で製造されたものばかりです。

ですから、初回500円で売っても、十分元は取れています。

初回商品をネットで安く見せ、客に商品申し込みをさせたら、定期コースに加入したことになるのです。

ひどい例では、解約するのに3回分の定期コースを経ないと解約できないものまであるのです。

こうした通販などの商品原価が安い仕組については、次回「高額高級化粧品に騙されるな! 原価激安の化粧品業界の闇を暴く!」でも詳しく解説したいと思います。

Next: 「初回商品代」「定期コース商品代」を支払わないと大変なことになる



「初回商品代」「定期コース商品代」を支払わないと大変なことになる

ところで、解約しようにも、解約窓口の電話が通じない──という状況には、誰もが頭にくるはずです。

もし、怒りに任せて、「初回商品」「2回目商品」「3回目商品」と続けて送られてくる代金を一切支払わず、そのまま放っておくとどうなるのでしょうか。これは甚だ面倒な事態になります。

通販企業から支払の督促通知が何度か送られてきた後に、弁護士や司法書士のところにこの債権が回されるからです。

今度は弁護士や司法書士から通告状が送られてきたり、電話がかかってきます。

それでも放っておくと、少額訴訟を起こされ、強制執行の申し立てをされかねないでしょう。

60万円以下の金銭トラブルは、簡易裁判所でのたった1回の審理で判決が下されます。ここでは、契約が成立している限り、判決で商品代金の取り立てが認められるケースがほとんどです。

これに対抗すべく、特定商取引法違反として、証拠をそろえて反論するのも大変でしょう。

こちらも弁護士に頼んで応戦するべく、簡裁の審理に対抗しようとしても、この段階で、弁護士費用だけでも20~30万円はとられてしまい、割りに合わなくなるからです。

したがって、放置すればするほど、非常に面倒な事態になることだけは覚えておいたほうがよいのです。

通販企業の「特定商取引法に基づく表示」をチェックすべし

ところで、通販企業の商品紹介のネット広告記事をつぶさにスクロールして見ていただくと、必ず「特定商取引法に基づく表示」という欄が発見できます。

ここには、販売業者名、販売責任者、所在地、電話番号、メールアドレス、サイト名、ホームページ、販売価格、販売数量、販売価格以外の金銭、引き渡し時期、返品・解約、返金保証について、特別の販売条件について……などが、必ず記載されています。

電話が一向につながらない場合は、いったん消費者センターに電話をかけて相談することです。担当者の名前も控えておきましょう。

そして、この「特定商取引法に基づく表示」にあるメールアドレスに「定期コースを解約したいが電話がつながらない状況、消費者センターに相談したら、メールアドレスに解約したい旨を明記するよう助言されたこと、折り返しで電話をしてほしい自分の電話番号を記しておく助言ももらった」などの旨を、通販業者宛に送りつけることが重要です。

これで、電話がつながらない状況と解約の意思表示を〇月〇日に明示した証にもなるからです。

通販業者の中には、「電話で必ず解約を告げること」「転売防止のため、初回商品を購入者の自費で、宅配便によって送り返し、初回の商品代金をコンビニで支払うこと」などという奇妙な縛りまで入れている会社もあります。

電話がつながらない状態にして、解約の通知が来ないようにしたうえで、初回商品代だけは払わせ、さらに初回商品を送り返さない限り、「解約はできない」旨を謳っている会社もあるのです。ただし、このへんはもう、相手の要求に従うしかないでしょう。

悪徳ネット通販業者の見分け方

いずれにしろ、ネットで商品を買う時には、広告の記事の中に必ずある「特定商取引法に基づく表示」の欄をチェックしてみることが大事です。

安易に「商品を購入する」ボタンを押してしまうと、商品の定期売買契約が成立してしまうからです。

後々、面倒なことになるのを避ける意味でも、悪徳業者かどうかの判別は必要です。

「特定商取引法に基づく表示」の中で、解約・返品の仕方yをチェックして、ややこしいことを書いていないかどうかでも、悪徳業社かどうかは、大体見当がつくでしょう。

なお、最後に付言しておきますが、ネットの広告はウソだらけ──と思っておけば、ネット広告の商品を買うこともなくなり、定期コースの解約トラブルに遭遇することもなくなります。

健康サプリで痩せられる──なんて、そもそも大嘘です。

1か月使用して、歯が真っ白になるホワイトニング歯磨き──なんてありません。

シワやシミが消えてなくなるクリーム──なんて、この地球上には存在しないのです。

ネット広告の「使用前・使用後」の写真なんて、みんな大ウソです。

こうしたインチキ商品だからこそ、定期コースに騙して入らせ、少しでもカネをむしり取ろうとするのです。

ネットの広告商品には、くれぐれも用心してください。

以上、今回はここまでといたします。次回は、「高額・高級化粧品に騙されるな! 原価激安の化粧品業界の闇を暴く!」というテーマで、化粧品業界の実情をえぐっていきます。それでは、次回をお楽しみに! どうかご期待くださいませ。

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神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる! 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる! 』(2023年4月24日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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