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NY為替:金融不安で米追加利上げ観測後退

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円94銭まで上昇後、133円02銭まで下落し、133円67銭で引けた。米3月耐久財受注速報値が2月から予想以上に3カ月ぶりのプラスに改善し伸びが昨年12月来で最大となったためドル買いが強まった。その後、根強い景気後退懸念に加えて地銀のファースト・リパブリックの存続リスクを織り込み金融不安が広がり、利上げ観測が後退すると金利低下に伴うドル売りに転じた。金利が再び上昇するとともにドル売りも後退。

ユーロ・ドルは、1.1095ドルまで上昇後、1.1033ドルまで反落し、1.1040ドルで引けた。ドイツ政府が23年の見通しを上方修正したためユーロ買いが強まった。ユーロ・円は147円88銭まで上昇後、147円20銭まで反落。日欧金利差拡大観測にユーロ買い・円売りが優勢となったのち、金融不安を受けたリスク回避の円買いに押された。ポンド・ドルは、1.2515ドルまで上昇後、1.2461ドルまで反落。ドル・スイスは、0.8852フランまで下落後、0.8921フランまで上昇した。

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