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NY為替:パウエルFRB議長は追加利上げを再表明もドルは伸び悩む

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円36銭まで上昇後、141円68銭まで下落し、141円89銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会での半期議会証言で2%のインフレ目標達成には長い道のりで、緩やかな金融引き締めが必要となる可能性を再表明したため金利先高観に伴うドル買いに拍車がかかった。しかし、想定通りの内容にとどまり、会合ごとに政策を決定する計画が繰り返されたほか、20年債入札の好調な結果を受けて金利が低下に転じるとドルの売り戻しが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.0909 ドルから1.0991ドルまで上昇し、1.0987ドルで引けた。ユーロ・円は154円84銭から155円92銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2702ドルから1.2786ドルまで上昇した。英国の5月コアインフレが予想を上回り1992年来で最大の伸びを記録したためピーク金利6%に達することが一段と確実視されポンドは底堅く推移。ドル・スイスは0.8998フランから0.8920フランまで下落した。

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