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頂き女子りりちゃん懲役13年求刑でも「政治資金頂き女子昭恵ちゃん」無罪放免の理不尽=今市太郎

「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告(25歳)は、恋愛感情を悪用して男性3名から総計1億5,500万円の現金をだまし取ったことと、その所得を無申告で4,000万を脱税した罪に問われていますが、先ごろ裁判で検察から懲役13年と罰金1,200万円を求刑されています。一方、この金額の2倍強の安倍晋三氏の政治資金3.4億円をまんまと非課税で相続した安倍昭恵夫人は何のおとがめもない状況で、この国の下級国民とは一線を画すまったく異質な存在であることに改めて驚かされてしまいます。(『 今市的視点 IMAICHI POV 今市的視点 IMAICHI POV 』今市太郎)

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「頂き女子」に懲役13年と罰金1,200万円。一方、国会議員の裏金は…

「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告(25歳)は、恋愛感情を悪用して男性3名から総計1億5,500万円の現金をだまし取ったことと、その所得を無申告で4,000万を脱税した罪に問われていますが、先ごろ裁判で検察から懲役13年と罰金1,200万円を求刑されています。

もちろん求刑の段階ですから、刑が確定したときにどのくらいの重刑に課せられるのかはまだこれからということになります。

しかし、正直なところこんなに厳しい求刑がされるのかということを思うと、この金額の2倍強の安倍晋三氏の政治資金3.4億円をまんまと非課税で相続したかの安倍昭恵夫人が、この国の下級国民とは一線を画すまったく異質な存在であることに改めて驚かされてしまいます。

作為的にウソをついて「借金を返済しなければいけない」と男性3人から計1億5,500万円あまりをだまし取ることはもちろん大きな犯罪ですから、なんら弁護する余地もありません。

とはいえ、足元で大問題になっている国会議員の裏金問題と比較すると、1,200万円もの罰金の支払いを求刑されるのが当たり前の世界であるにもかかわらず、裏金は4,000万円以下なら脱税なのにまったく訴追されず、しかも故意の話なのは明白なのに政治資金収支報告書に適当に修正申告すれば無税でOKという今の検察方針…。

さらにそれを税務当局もまったく否定せず、税務調査すら行われないというのは、あまりにも理不尽。

渡邊真衣被告がかわいそうとまでは言いませんが、随分と不公平感の高い社会になっていることを痛感させられます。

安倍元首相の残した3.4憶円の政治資金には、案の定パーティ券収入も

安倍政権時には「私人」と閣議決定までされた存在で、当時から安倍氏の政治団体の後継者でもなんでもなかった昭恵夫人。

親族として政治団体の代表を引き継いでも、現行法下ではなんら税金はかからず、昭恵夫人はまんまとこの仕組みを利用して、合法的に3.4億円もの政治資金を相続することに成功したのは記憶に新しいところです。

しかし安倍派では、パーティー券の販売ノルマを超えて集めたカネを議員側にキックバックし、しかも政治資金収支報告書に記載していなかったことが足元で大問題になっています。

ということは、そもそもこのカネも裏金なのでは?と疑われてもまったくおかしくはありません。

安倍氏は生前、このやり方に大きな問題があるため、とにかくやめることを指示した……などという都合のいい話も聞こえてきますが、だからと言ってこの金に裏金が含まれていないとは誰も言えないものがあります。

Next: 社会は理不尽…。政治資金にやっぱり含まれていたパーティー券のお金



今となっては事実は藪の中という状況ですが、極めてダークな合法的相続が堂々となされたことには、凄まじく釈然としないものを感じる状況です。

実際、晋和会への資金移動2.14億円とは別に、同会のその他収入としてパーティ券7,000万円、朝食会約300万円、個人献金340万円、前年からの繰越金5,200万円が含まれています。

つまり、なんだやはりパーティ券が出てくるじゃないか…という状況が示現しています。

殿の一大事には、いの一番に政治資金を引き継ぎ守るのが安倍家の要?

昭恵氏はもとより安倍側近の秘書たちは、安倍氏が他界した時に後継者を昭恵夫人にしておかないことにはこのカネがどこへ消え去るかわからないことを、従前から相当厳密に認識していた様子。

安倍氏の襲撃……銃で撃たれて死去という事実が判明した2022年7月8日、故人の遺体に駆けつける以前にまずとるものもとりあえず安倍氏の政治団体「晋和会」と「自由民主党山口県第四選挙区支部」の代表を即日、昭恵夫人に引き継いでいます。

もちろん側近の仕業であることは間違いないのでしょうが、この一家にとっては3億円を超える政治資金を非課税で相続することが、お家の最大の懸案事項となっていたことは明らかで、襲撃死とともに間髪おかずに後継者が切り替えられるという「離れ業」が実現しているわけです。

まぁ常日頃から世帯主にもしものことがあったら、残された財産をどうするのか…などということについては、家族で予め話し合っておくということはそう不思議なことではありません。

とはいえ、通常は茫然自失からなんとか気を取り直して通夜や葬儀の段取りを慌ただしく進め、相当あとになってからようやく、政治団体の代表者をどうするかに気がつくというのが普通ではないでしょうか。

ところが、この一家はとにかく一大事に直面して、まず相続者名義変更をしてのけていますから、政治資金を引き継ぎ守るのが安倍家の要であることは相当、頭に叩き込まれていることが見えてくる状況です。

かくして人たらしのダメ男ダマし職人「頂き女子りりちゃん」は、かなりの懲役刑を食らうことが明らかになってきたものの、安倍家の「政治資金頂き女子」の昭恵ちゃんのほうは、裏金と思しきものもひっくるめて無税で全額を手に入れて万面の笑みを浮かべる今日この頃で、令和社会の理不尽な時間が流れる次第です。

比較の対象がおかしいのは十分理解していますが、これで本当にいいのでしょうか。疑問は深まるばかりです。

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  • キリンだけじゃない~老害発言の成田悠輔を農水省・財務省が広報活動に利用の体たらく(3/17)
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2024年2月配信分
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2024年1月配信分
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2023年12月配信分
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2023年11月配信分
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  • 今更顕在化するアベノミクスの大失敗~これを誰が真摯に認め修正していけるのかが大問題(11/4)

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2023年10月配信分
  • モビリティショーから見えてこない日本の自動車産業の明るい未来(10/29)
  • ショート動画に視聴者シフトで泡沫YouTuber一斉駆逐の危機到来(10/28)
  • 低支持率に喘ぎ終焉間近にみえる岸田政権〜しかし歴代自民党政権、下にはさらに下があった(10/22)
  • とうとう本邦でも始まるライドシェア〜周回遅れの本邦で本当に上手くローンチできるのか?(10/21)
  • 日本国民を翻弄する消費税というとめどもない徴税の仕組み〜これを考え直す時期がすでに到来している(10/15)
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  • 稀代の強姦魔・ジャニー喜多川が豚箱入りを免れた強姦罪という社会不適合法律の存在(10/8)
  • 劇的円安放置国家ニッポンで中級以下の国民は総じて貧乏に(10/7)
  • 一大万引き大国と化した米国〜今年の被害総額は昨年の14兆円を大幅に上回る勢いに(10/1)

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2023年9月配信分
  • NHKが決定した番組制作でのジャニタレ排除〜果たして年末ジャニ抜き紅白で番組は成立するのか(9/30)
  • ジャニタレCM降板騒動で改めて顕在化したタレント広告大国ニッポンの異質〜これって結局ガラパゴス(9/24)
  • 夏の終わりにインフルエンザ異例の大流行〜新型コロナから一周廻って結局手洗いとマスク着用が重要という対策の体たらく(9/23)
  • 党内の競争環境徹底排除で劣化政権延命戦略を繰り出した岸田首相の驚きのやり口(9/17)
  • 若い頃から立身出世を夢見た佐川宣寿氏が掴んだ首相忖度による醜いキャリアパス(9/16)
  • いよいよ顕在化しはじめた私大定員割れ時代〜この先若者はどう学校を選ぶべきなのか(9/10)
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  • 日本人がもっと知らなくてはならない外資への事業売却のリアルな惨状(9/3)
  • 性嗜好異常のジャニー喜多川は美少年性的暴行主目的で芸能事務所を開業していた?(9/2)

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2023年8月配信分
  • 世界が期待したのは技術立国日本が開発する画期的な放射能除去装置 〜海洋投棄を前提にした申し訳程度の処理水の生成ではない(8/27)
  • 今や破たん申請寸前のウィーワークとは一体なんだったのか?(8/26)
  • 猿山でも決められるボスが決定しない安倍派 〜100人の組織に6名の集団指導体制の体たらく(8/20)
  • 史上最大のデフレ国へ転落する中国〜この国はここからどうなってしまうのか(8/19)
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  • 安倍国葬から一年 〜招待者の74%が不開示という不可解な黒葬だったことが判明(8/12)
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  • ジャニー喜多川の性加害国連人権理事会の専門家も深く憂慮と発言 〜被害者・元ジャニタレの告白で合宿所がとんでもない場だった事も判明(8/5)

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