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儚いリア充アピールで「スタバ貧乏」になる人たちのダメな共通点=川畑明美

最近、「スタバ貧乏」という言葉があるようです。これはお金がないと言いつつ「リア充アピール」のために、毎日400円~500円をカフェに費やしている人たちを指しています。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

お金はいのち。見せかけの自分ではなく、本当の自分に投資しよう

過剰なリア充アピールで「スタバ貧乏」に

最近、「スタバ貧乏」という言葉があるようです。少し探してみると、Instagramのハッシュタグ「#スタバ貧乏」で、たくさんの写真が出てきました。これは、お金がないと言いつつ、毎日400円~500円をカフェに費やしている人たちのことを指しています。

このスタバ貧乏に代表されるように、今、SNSで過剰な「リア充アピール」を発信したいがためにお金を浪費してしまう方が増えているようです。

むむむ…。オバさんの私には、理解ができません(笑)。それに私の経験上、あまり安易にSNSに私生活を露出するのは、いかがなものかと思います。

プライベートをさらけ出しても、1円も得しない

以前、私が勤めていた雑誌社に『コンバットマガジン』という、ミリタリーオタク向けの雑誌がありました。そこの編集後記が、非常に読まれていたのです。編集者が取材時のエピソードや日記調の文章をつづるページです。

この『コンバットマガジン』では、年に1回、読者参加型のイベントを開催していました。ご来場いただいた読者さんの中には、その編集後記の一字一句を覚えていて、執拗に質問攻めしてくる方もいらしたそうです…。編集部には女性もいたのですが、本当に困っていましたよ!

つまり、情報を発信するということは、自分のプライベートをさらけ出すこと

私は仕事上、25年間くらい情報発信をしてきて、その危険性が身に染みています。確かに、たまに旅行に行った時の写真など掲載するとコメントは多いです。しかし、その繋がりに固執してもね…。

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リア充アピールで、お金ではなく「あなたの命」が磨り減っていく

情報というのは、人のため世のためにあるもので、自我を発散するところではありません。ましてや、見せかけの自分を良く見せるために、労働で得た大切なお金を浪費してはいけません。あなたが本当に使いたいことに、お金を使ってくださいね。

労働とは「時間」の切り売りです。時間はあなたの命です。永遠にあるものではなく、限りある大切なものなのです。

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【関連】「金持ちになる読書」vs「貧乏になる読書」何がそこまで違うのか?=午堂登紀雄

教育貧困にならないために』(2017年4月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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