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私を感動させた「日本語」のすごい力~アムロ、巴マミ、御坂美琴=三橋貴明

記事提供:『三橋貴明の「新」日本経済新聞』2016年9月18日号より
※本記事のタイトル・リード・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部によるものです

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「途轍もないクライマックスシーン」はいつだって日本語だった

私が英語の早期教育に反対する一番の理由

本日のメルマガは、なかなか高尚なテーマですが、そうではないと受け取る人も少なくないであろう、なかなか面倒な話。

唐突ですが、三橋が日本の子供たちへの英語の早期教育に反対する一番の理由は、グローバリズム云々もありますが、それ以上に早くから英語を学び始めたとしても「どうせ英語が上達しない」ためです。何しろ、日本には「日本語」を用いた「途轍もなく面白いコンテンツ」が溢れています。

というわけで、本日は物凄く深い「日本語のコンテンツ」の話になります。アニメに興味がない人は、読み飛ばしてください。

とにもかくにも、「日本語」という言語の特徴を圧倒的に利用し、視聴者に感動を与えるのは、日本のアニメーションです。三橋は(有名ですが)日本のアニメが大好きです。

三橋は記憶力が他の人よりも無いのですが(誤解している人が多いですが、本当にそうなのです)、それでもアニメーションで「心を打ち砕かれた瞬間」というのを幾つも経験し、しかもそれを覚えています。理解してはもらえないでしょうが、これは本当に凄いことなのです(三橋が覚えている時点で)。

以下、ネタバレありなので、ご注意ください。(ちなみに、この後の話題は、滅茶苦茶に濃いです。ほとんど分からないと思いますが、覚悟されませ)。

ネタバレが嫌な人は、この先を読まないでください。

書き連ねてみると、我ながら「オタク」だと思いますが、もちろん上記の「途轍もないクライマックスシーン」に至るまでは、様々な物語があるわけです。第一話から「途轍もないクライマックスシーン」まできちんとみることで、「途轍もないクライマックスシーン」が誇張でなく「途轍もない」感動を視聴者に与えるのです。

これほどまでに、凄まじい感動を人間に与えるコンテンツが、日本語で製作されているのです。ついでに書けば、日本語以外でこの感動を「人類」に与えることはできないでしょう。

Next: 安倍政権が進める「英語の早期教育」はどうせ無駄になる!?



改めて書きますが、日本人が英語を流暢に喋れるなど、専門的な教育を受けた人以外にはあり得ません。何しろ、我々は「日本語」という人類の至宝ともいえる言語を使いこなし、「途轍もないクライマックスシーン」を表現できるようになってしまったのです。

というわけで、日本の子供たちに早期から英語教育をするなど、時間の無駄もいいところです。誰もが夢中になる最高のコンテンツが「日本語」で、我が国には溢れているのです。日本の子供たちは「日本語のコンテンツ」に夢中になり、育ち、どうせ英語など巧くなりません。

現在の安倍政権が進める「英語の早期教育」は、どうせ無駄になるから、問題だと思うのです。これほどまでに凄い日本語の最高のコンテンツが溢れている国で、子供たちが早くから英語を習ったところで、習熟するはずがないでしょ!

※本日のメルマガを批判したい人は、せめて上記に紹介した各アニメを第一話から視聴し、「途轍もないクライマックスシーン」を自ら感じてから批判して下さいませ。大人買いも、消費拡大ですよ。

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