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友達と自分自身を味方に!「あっという間にお金が貯まる」魔法のルール=川畑明美

知らない町へ行くとき、地図アプリがあれば便利です。でもお金を貯めるときは、アプリがなくても「手書きの地図」さえあれば、目的地にたどり着けるんです。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

「お金の計画を立てること=自分の夢を叶えること」なんです

お金持ちは「記録」好き

お金が貯まる最速の方法」って何でしょう?

まずは、記録するということ。最初にすべきことは、自分の資産の洗い出しです。頭でなんとなく理解しているだけではダメですよ!ちゃんと紙に記録してください。

もちろん、エクセルでも良いのですが、銀行の預金通帳を通帳記入して、現在の預貯金がいくらあるのか、資産表に付けてみてください。

預貯金だけでなく、保険も今年解約したらいくらになるのか電話で問い合わせて、今年の解約返戻金を知っておくべきです。

さらに、自宅をいま売却したらいくらになるのかも、調べておくと完璧です。そうして、保有資産を分類してみてください。

その際、保険の解約返戻金は「預貯金」に。また、海外の株式に投資する投資信託でも、
それが円建て商品の場合は「円建て資産」に分類しましょう。

現状を書き出すと必要なものが見えてくる

このように分類してみると、自分の資産に偏りはないですか?

日本で生活するのでしたら、外貨建ての資産はそれほど必要ありませんが、円安になると生活費がかさむので、多少の蓄えは必要です。

現状が把握できれば、あとは足りない部分をこれから作っていけば良いだけですね。まずは、円建ての預貯金で生活費の6ヶ月分を確保する。そして、持ち家でしたら、円建ての不動産は自宅になりますね。また、株や投資信託を保有していないと、物価の上昇に耐えられません。

このように、いま保有している資産を書き出すだけで、将来保有すべき資産が具体的に見えてきます。これが「お金を最速で貯める」ための下ごしらえになります。

Next: 「手書きの地図」を武器に、最速でお金を貯めて夢を実現する!



「手書きの地図」でもないよりはまし!

自分の資産を書き出し、不足している資産は何かが明らかになったら、その次にやって欲しいのは「不足している資産を何年後までにどのくらい貯れば、自分の描いた夢に近付けるのか?」それを計画することです。

お金を貯めるのは、将来大きな買い物をするため。お金の計画を立てることは、自分の将来の夢を実現しやすくすることなのです。

例えば、知らない町へ行くときでも、グーグルの地図アプリがあれば目的地にたどり着ける確率は高いですよね。

でも本当はグーグルのアプリがなくても、手書きの地図さえあれば、何も情報がないよりは、目的地にたどり着きやすくなると思いませんか?

それと同じで、お金の計画を立てると、それだけでお金が貯まりやすくなります。その計画が詳細であればあるほど、お金も貯まりますし、夢も叶うのです。

学術的にも根拠がある「地図」のメリット

これは、学術的にも根拠があります。近年、大脳生理学と心理学の研究で、人の心や脳の働きと、願望の実現との関係が解明されつつあるのですが、それによると、「イメージやビジョン」がいきいきと描ける人ほど、思いどおりの人生が送れることがわかってきたのです。

私にも経験があります。高校生のとき、大学に行きたくてバイトをして受験費用を貯めていた頃のこと。大学進学の後は、出版社に入りたいと思っていました。よく大学ノートに自分の将来の夢を書いていましたし、友人にも話していました

当時、高校生でバイトをしている周囲の人たちは、いま遊ぶためのお小遣いのために働いている人も多く、バイトが終わった後、遊びにもよく誘われたのですが…。それを断るときに「大学に行って出版社に勤めたい」という夢を話すと、みんな私を遊びには誘わずに、むしろ応援してくれました。

そして私は、大学に行って出版社に入社する夢を叶えたのです。

群馬県の片田舎で、高卒で仕事につきなさいと親に言われていた私ですが、手書きの地図を書くことで、目的地に到達できたのですね。私にできたのですから、あなたにも、きっとできますよ。

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教育貧困にならないために』(2017年4月15日, 16日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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