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大事件発生を予告か?英語圏版2ちゃんねる「4chan」に不気味な投稿=高島康司

米国には「4chan」というディープな掲示板がある。最近そこに、大きな事件の発生を事前に予告するかのような情報が次々に投稿されて波紋を呼んでいる。(『未来を見る!ヤスの備忘録連動メルマガ』高島康司)

あの「ラスベガス銃撃事件」も的中!? 4chanに投稿された次の事件

予告されていた惨劇

アメリカには「4chan」というディープな掲示板がある。基本的には日本の「2ch」に似たオタク系の掲示板だが、最近はここの政治板に大きな出来事の発生を事前に予告するリークのように見える情報が投稿されるようになっている。

10月1日にラスベガスで発生した銃撃事件も、そのようなリークと思われる情報が投稿された例だ。事件の3週間前の9月10日の深夜から翌日の9月11日にかけて、次のような投稿があった。

これは「ハイ・インシデント・プロジェクト」という計画だ。この計画はアメリカ国民に、警備が厳重な場所は安全ではないと思わせることが目的だ。彼らは規制法案をどんどん作りたがっている。これから数年で、金属探知機やその他のセキュリティー機器の設置を義務化する法案がどんどん成立するだろう。政治家はすでに警察がいる場所には、もっと警察が必要だというだろう。実際に明日、なにか起こるかどうか分からないないが、彼らはラスベガスを狙っている。

このように警告し、当面はラスベガスには行かないように注意していた。

これが事件の3週間前に行われたことは、掲示板のスレッドに記された日時から分かる。だが、これが本当にラスベガスの銃撃事件の予告だったのかどうか、見方が分かれるところではある。しかし、情報が具体的なので、やはりこれはラスベガス銃撃事件の裏を伝えているのではないかという意見が多く、注目されている。

暗号めいた膨大な投稿

ところで、10月31日から11月6日にかけて、やはり4chanの政治板に不気味な投稿が連続してあった。投稿者は匿名だが、「Q クリアランス」があるとしている。「Q クリアランス」とは、米エネルギー庁から与えられる国家の最高機密に対するアクセス権限のことである。これは国防省が与える「トップシークレット・クリアランス」と同水準の権限である。これを持つものは、国家の安全保障にかかわる最高機密にアクセスが許される。

これを持つとされる謎の人物の投稿だが、11月6日の分まででA4で48ページにもなる膨大な量だ。それは情報を直接伝えるものではなく、「なぜ~だろう?」と質問形式になっており、それらの質問をひとつひとつリサーチすると、いまアメリカや諸外国の水面下で起こっている大変な事態がはっきりと見えてくるというようになっている。投稿は以下のサイトで見ることができる。凄まじい量だが、ぜひ見てほしい。

掲示板保存版(11月6日投稿分まで)
画像保存版(11月5日投稿分まで)

この投稿に対しては、ネットで出回っている膨大な情報をあたかも裏の事情を知っているかのような体裁で投稿しているだけで、さして大きな意味はないという見方から、これは「Q クリアランス」を持つものにしかわからない裏の情報が多いので、明らかに内部からのリークではないのかとする見方もある。いま、後者の立場に立って、徹底したリサーチを開始するものも出ている。

Next: トランプ政権の水面下で進行する事態とは?驚くべきリークの数々



「アメリカ」についての投稿

ちなみにリークした匿名の人物は「Q」と名乗り、すべての投稿は「パンくず」のタイトルで行われている。リークの動機は、いま水面下でアメリカで起こっている危険な事態を警告し、阻止することだとされる。それがどのような投稿なのか、早速、見てみることにする。量が膨大なので、今回はほんのさわりだけの紹介になる。我々の関心の高いテーマに分けて掲載する。

<10月31日 午前11時投稿>

・軍の情報部
・「国家機密」となんであり、それはどのように「SC(意味不明)」で確保されているのか?
・軍の情報部が3文字の情報局と対峙するためには、なにが欠けているのか?
・民間の裁判が行われるためには、どんなことが起こる必要があるのか?
・これはなぜ意味を持つのか?
・マイケル・フリンの背景はなにか?
・これはなぜ意味を持つのか?
・なぜ国家安全保障局(NSA)の長官がプライベートでトランプに会ったのか?
・大統領は、死体がどこに埋められているのを知っているのか?
・トランプは悪い人物たちの証拠はつかんでいるのか?
・トランプは大統領になるように頼まれたのか?
・なぜ?
・だれに?
・次はヒラリー・クリントンの番か?
・選挙は不正操作されることになっていたのか?
・良い人々が不正操作を防いだのか?
・なぜ大統領は捜査のための小委員会を設置したのか?
・大統領の発言で実現しなかったものはあるのか?
・大統領はなにをコントロールできているのか?
・腐敗していない組織はなにか?
・なぜ軍は決定的な役割を担っているのか?
・なぜ大統領は尊敬されている将軍に囲まれているのか?
・だれが大統領を守っているのか?
・なぜこの情報に意味があるのか?
・だれがヒラリー・クリントンを守っているのか?
・なぜアンティファは活動を許されているのか?
・なぜ「ムスリム同胞団」はテロリストとして分類されていなのか?
・ソロスが資金提供する活動が暴力的になり、国内のテロに関与したらどうなるのか?
・市長や警察署長が法の執行をやめたらなにが起こるのか?
・大統領は海兵隊に対してどんな権限を持っているのか?
・なぜこれが重要なのか?
・ロバート・ミュラー特別検察官の背景はなにか?軍の出身か?
・トランプは、不正を防止する約束で大統領になるように依頼されたのか?
・どうやって大統領は5歩先を行っているのか?
・だれが大統領を助けているのか?

<10月31日 午後11時投稿>

・悪い人間よりも良い人間のほうが多い。魔術師と魔法使い(内部の言葉)は悪魔のサタンがこの国をコントロールすることは許さない。ソロス、クリントン、オバマ、プーチンなどの人々をみなコントロールしているのは3つの家族だ。(4つ目はトランプの勝利でポストを失った。※意味不明だがプーチンのことなのか?)

・11月3日、ポデスタが起訴される
・11月6日、フーマが起訴される

・マナフォードはトランプ陣営に入れられた。他の人々も同様だ。これから明らかになる腐敗はあまりにも巨大なため、人々が責任を逃れるためにはなんらかの取引が必要になる。そうではないと、70%の政治家は刑務所に収監される。(すでにこれは起こっているが。)ディープなクリーニングと真性の悪からの防衛は日々進行している。民主党だけではなく、彼らは大統領のコントロールを失うとはまったく思ってもいなかった。彼らは、ケネディーとレーガンという2つの過去の間違いの後は、コントロールしていると思っていた。

愛国者よ、よいスピードだ。
PS、ソロスは狙われている。

水面下で進む政治の浄化:

これは投稿のほんの冒頭部分である。このような問いかけが何十ページにもわたって延々と続いている。なかでも、トランプ政権で水面下に進行している事態に関する問いかけが多い。筆者もすべての問いを消化したわけではまったくないが、アメリカに拘わると思われる部分だけを読むと、おおよそ次のような情報を伝えているように見える。

Next: 大事件は近いのか? 謎の投稿が伝えるトランプの「使命」



謎の投稿が伝えている情報とは?

トランプは、ある勢力から大統領になるように依頼された人物だ。彼の役割は、根底から腐っているワシントン政界を本格的に浄化することである。そのようなトランプを守っているのは、アメリカのなかでも腐敗していない唯一の組織である海兵隊である。そしていま、軍に所属する情報機関とCIAやFBIとの間で、暗闘が繰り広げられている。この動きを背後で指揮をしているのは、国防情報局(DIA)の長官で、更迭されたマイケル・フリン中将である。

また、いまロシアゲートでトランプ政権を摘発しているロバート・ミュラー特別検察官も軍の出身で、実はトランプ陣営の仲間だ。ミュラーはロシアゲートの捜査対象を民主党にまで拡大し、民主、共和両陣営の本格的な捜査と摘発を開始した。トランプの選挙キャンペーン部長でいま摘発されているマナフォードは、トランプ陣営に送り込まれたスパイである。スパイは彼だけではない

この戦いは11月3日のポデスタの起訴から始まる。また、11月6日にはフーマも起訴されるはずだ。トランプ大統領の13日間という長期のアジア外遊が予定されているのは、この期間にワシントン政界の浄化を進めるべく、さまざまな人物の起訴と逮捕が予定されているからだ。トランプ大統領の帰国後は、これまでとは異なったアメリカになるはずだ。

トランプ大統領の身の安全は保証されている。外遊中の大統領専用機やトランプの身の安全は、海外に駐留する米軍、特に海兵隊によって守られている

以上である。

投稿にある「マナフォード」とは、いまミュラー特別検察官によって起訴されているトランプ陣営のキャンペーン部長のことである。また「ポデスタ」とは、クリントン陣営の選挙対策部長とキャンペーンマネージャを努めたジョン・ポデスタとトニー・ポデスタの兄弟のことである。

そして「フーマ」とは、サウジアラビア出身でヒラリーの側近のフーマ・アバディンのことである。ちなみにフーマ・アバディンは、いまセックススキャンダルで起訴された下院議員、アンソニー・ウィナーの妻である。イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団の著名な家系の出身でもある。なぜこのような人物がヒラリーの側近であるのか謎が多いとされている。

ところでポデスタやフーマ・アバディンは起訴はされてはないようだ。ただトニー・ポデスタはミュラー特別検察官の取り調べを受けている。起訴は時間の問題と考えられている。また、いま首都ワシントンの地方検察局には7人の人物が起訴されているが、その名前は公表されていない。そのなかに、ポデスタ兄弟とフーマ・アバディンの名前がある可能性もあるかもしれない。

Next: 都市伝説ではどうしても説明できない内容、北朝鮮についての投稿も



「北朝鮮」についての投稿

これだけを見ると、この投稿はネットで出回っている陰謀論のストーリーを、リアルに見せるためにもったいぶった書き方をしているだけのようにも見えるかもしれない。世間の注目を集めるための、一種の都市伝説のようなものかもしれない。

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しかしその他の投稿を見ると、都市伝説ではどうしても説明できない内容が圧倒的に多いのが分かる。北朝鮮に関する投稿もそのようなもののひとつだ。これも膨大な数があるので、少しだけ見て見よう――

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image by:JStone / Shutterstock.com

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未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ(2017年11月10日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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