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高値に挑戦か。日経平均の上値メドは23,000円~株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

日経平均は上昇トレンドの上昇局面。上値のメドとしては23,000円前後を考えたい。下落トレンドへの転換ポイントは21,500円を終値で割り込むことだ―正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し

日経平均株価 高値に挑戦か

先週のレポートでは、ADラインに注目した。右肩上がりの下値支持線ADラインに沿って推移することが出来れば、下げ止まりから堅調な展開に移行できる可能性があったからだ。実際には、ADラインの上方を推移しただけでなく、上値抵抗線BDラインをも超えて高値水準であるCEラインに迫っている。
次の注目日は7月24日前後である。

A点水準:約21,250円
B点水準:約22,250円
C点水準:約22,850円
D点水準:約21,850円

今週のポイントは、高値を捉えることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
CEラインに注目したい。直近の高値はCEライン水準を超えた約23,000円の水準である。したがって、この高値を捉えるにはCEラインを超えて行くことが求められる。CEラインを超えて且つ終値で高値を越えてくれば、さらに上方を目指す動きになっていこう。逆に、CEラインを超えることが出来ないと、上値の節目が意識されることになり上値の重たい展開に移行する確率が高くなる。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面である。上値のメドとしては23,000円前後を考えたい。
下落トレンドに転換する価格のポイントは赤丸水準の21,500円を終値で割り込むことだ。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、22,000円を終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。上値抵抗線として存在していたBDラインを超えてきている。また、B点が位置する時間帯が直近の安値となり反発に転じている。そして、C点が位置する時間帯を通過した後も上昇が続いているからである。

<第2シナリオ>
上値が重たくなる可能性も残っている。節目の水準でも上値抵抗線CEラインが存在している。また、この後ペンタゴンのど真ん中の時間帯に接近していることから、直近の流れが変わっていく可能性があるからだ。

Next: ニューヨーク・ダウ 上値の節目に挑戦~米国市場分析



ニューヨーク・ダウ 上値の節目に挑戦

先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置する時間帯を通過することで、新しい流れが出るのか否かがポイントになったからだ。実際には、B点が位置する時間帯を通過した後も上昇が続き、上値の節目の水準に接近した。
次の注目日は7月26日前後である。

A点水準:約24,400ドル
B点水準:約25,500ドル
C点水準:約23,700ドル

今週のポイントは、このまま上値の節目を捉えることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
BDラインに注目したい。節目の水準を勘案すると、上値抵抗線として存在しているBDラインを超えていくことが求められるからだ。越えることが出来れば、BEラインをも超えて高値更新の期待もかかる。しかし、越えることが出来ないと、基本的には上値の重たい展開が続くことになろう。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。下値のメドとしては24,500ドル前後を考えたい。
上昇トレンドに転換する価格のポイントは赤丸水準の25,500ドルを終値で超えることだ。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、24,500ドルを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。A点が位置する時間帯に下値を示現し反発に転じている。また、B点が位置する時間帯を通過した後も陽線が続き、値を上げているからである。

<第2シナリオ>
上値が重たくなる可能性も残っている。ペンタゴンが真横に描き足される場合、超えていくライン(BCライン)に到達すると直近の流れと逆の動きになることが多い。そして、BCラインを超えたとしても、上値抵抗線BDラインも控えているからである。

Next: ナスダック 高値を更新~米国市場分析



ナスダック 高値を更新

先週のレポートでは、ADラインに注目した。堅調な展開が続くのであれば、上値抵抗線として存在していたADラインを超えていくことが求められたからだ。実際には、堅調な展開が続きADラインを超えて、最高値も更新した。
次の注目日は7月23日前後である。

今週のポイントは、上昇トレンドはこのまま続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。上値抵抗線であったADラインを超えたことで、今後はADラインが下値支持線になるのか否かがポイントになるからだ。すなわち、ADラインを維持することが出来れは、堅調な展開が続くことになる。しかし、ADラインを割り込むと高値確認から上値が重たい展開に移行する可能性が出てくる。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面。上値のメドとして7950ポイント前後を考えたい。
下落トレンドに転換する価格のポイントは赤丸水準の7400ポイントを終値で割り込むことである。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジションに転換した。
売りポジションへの変更は、7650ポイントを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。上値抵抗線であったADラインを超えてきた。また、その上に位置していた上値抵抗線BDラインをも超えてきた。そして、最高値を超えてきているからである。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。上値抵抗線CDラインが控えている。しかも、先週末にCDラインの手前で同事線が出現しているからである。
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※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2018年7月15日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコイン・個別銘柄の展望もすぐ読めます。

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☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2018年7月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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