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上昇局面の日経平均は、節目の攻防を抜けるか?~株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

日経平均は上昇トレンドの上昇局面。上値のメドとしては23,000円前後を考えたい。下落トレンドへの転換ポイントは21,500円を終値で割り込むことだ――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し

日経平均株価 節目での攻防

先週のレポートでは、ACラインに注目した。節値水準にあたるACラインを超えていくことが出来るのか否かがポイントになったからだ。ACラインを超えることが出来れば、強気が広がるのだが、超えることが出来ないと上値の重たい展開に移行していく可能性が出てくる。実際には、ACラインを超えることは出来ず、節目水準での攻防が続いている。
次の注目日は8月7日前後である。

A点水準:約22,850円
B点水準:約22,400円
D点水準:約22,250円

今週のポイントは、節目付近でのもち合いが続くのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
D点に注目したい。週明け早々にD点が位置する時間帯を通過する。したがって、D点を通過することで新しい流れが出るのか否かがポイントになるからだ。上昇に転じたならば、CEラインを超えるのか否かが次のポイントになる。下落に転じたのであれば、DEラインを維持することが出来るのか否かがポイントになる。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面である。上値のメドとしては23,000円前後を考えたい。
下落トレンドに転換する価格のポイントは赤丸水準の21,500円を終値で割り込むことだ。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、22,450円を終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
底堅い動きが続いている。下値支持線DEラインが控えている。直近はCDラインに沿って下落しているものの、D点が位置する時間帯で下げ止まることが期待されるからだ。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。上値抵抗線CEラインが存在している。C点が位置する時間帯より下落に転じている。しかも、CDラインに沿って推移しているからである。

Next: ニューヨーク・ダウ 高値でのもち合い~米国市場分析



ニューヨーク・ダウ 高値でのもち合い

先週のレポートでは、ADラインに注目した。上値の節目の水準で且つ上値抵抗線でもあるADラインを超えることが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、ADラインを超えることが出来ずに、ADラインの真下でのもち合いが続いている。
次の注目日は8月8日前後である。

A点水準:約25,500ドル
B点水準:約23,700ドル
C点水準:約24,800ドル

今週のポイントは、節目を越えていくことが出来るのか、それとも上値を抑えられてしまうのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。上値抵抗線であるADラインを終値として超えることが出来るのか否かがポイントになるからだ。超えることが出来れば、26,000ドル台が見えてくる。逆に、超えられないと上値の重たい展開に移行する可能性が出てくる。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。下値のメドとしては25,000ドル前後を考えたい。
上昇トレンドに転換する価格のポイントは赤丸水準の25,550ドルを終値で超えることだ。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、25,200ドルを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。下値支持線CDラインが控えている。また、ADラインから下放れることなく、ADラインに沿って推移しているからである。

<第2シナリオ>
上値が重たくなる可能性はある。上値抵抗線ADラインが存在している。B点が位置する時間帯より下落に転じている。そして、C点が位置する時間帯が変化日になる可能性があるからだ。

Next: ナスダック 再び高値を狙うか~米国市場分析



ナスダック 再び高値を狙うか

先週のレポートでは、ACラインに注目した。終値がACラインを維持していたことから、右肩上がりのACラインに沿って推移することが出来れば、再び堅調な展開に移行することが期待されたからだ。実際には、週初よりACラインを割り込み、ADラインをも割り込む場面もあったのだが、B点が位置する時間帯より反発に転じ、ACラインを超え、先週末の終値はACラインの上方を維持している。
次の注目日は8月9日前後である。

今週のポイントは、このまま堅調な展開に移行し、再び高値更新を狙うのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ACラインに注目したい。右肩上がりのACラインを維持することが出来れば、堅調な展開に移行し、高値更新が視野に入ってくるからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの下落局面上値のメドとして7950ポイント前後を考えたい。
下落トレンドに転換する価格のポイントは赤丸水準の7400ポイントを終値で割り込むことである。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、7850ポイントを終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開になる可能性がある。上値抵抗線BCラインが存在している。先週末のローソク足が実体部分の小さいローソク足が出現しているからである。

<第2シナリオ>
再び堅調な展開に移行する可能性も出てきた。現在値が下値支持線ACラインの上方に位置している。B点が位置する時間帯より上昇に転じているからである。
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今週の個別銘柄分析(2銘柄)

今週の仮想通貨:リップル

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※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2018年8月6日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコイン・個別銘柄の展望もすぐ読めます。

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☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2018年8月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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