日経平均は上昇トレンドの上昇局面。まずは23,500円に到達できるのか否かを見極めたい―正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。（『☆ペンタゴンチャート分析＜株式編＞』）
ペンタゴンチャートの見方
（1）ローソク足（値段）は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
（2）各点が変化日になる
（3）各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
（4）中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
（5）時間の逆行は起きてはいけないこととされている
黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し
日経平均株価 節目を越えていくか
先週のレポートでは、ACラインに注目した。上値抵抗線として存在しているACラインを超えることが出来るのか否かがポイントになったからだ。実際には、週明け以降、反発に転じ、ACラインを超えて堅調な展開に移行しADラインをも超えて23,000円台に乗せてきた。
次の注目日は9月27日前後である。
A点水準：約22,850円
B点水準：約21,250円
C点水準：約22,250円
今週のポイントは、このまま節目を越えて行くことが出来るのか否かということである。
＜あくまでも個人的見解＞
AEラインに注目したい。節目を越えて堅調な展開が続くのであれば、右肩上がりのAEラインに沿って推移していくことが求められるからだ。E点水準の23,850円が目標となるが、まずはAEラインに沿って23,500円に到達することが出来るのか否かに注目したい。
＜トレンドのポイント（長期）＞
上昇トレンドの上昇局面である。
＜あくまで参考売買ポジション（短期）＞（利益を保証するものではなく取扱いに注意）
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、22,500円を終値で割り込むことである。
＜現在のシナリオ＞
堅調な展開が続くことが考えられる。上値抵抗線として存在していたACラインおよびADラインを超えてきた。また、B点が位置する時間帯を通過した後も陽線が続いているからだ。
＜第2シナリオ＞
上値の重たい展開に戻る可能性も残っている。上値抵抗線AEラインが存在している。また、現水準が日経平均株価の上値の節目になっているからだ。
Next: ニューヨーク・ダウ 堅調な展開続くか～米国市場分析
ニューヨーク・ダウ 堅調な展開続くか
先週のレポートでは、AEラインに注目した。堅調な展開が続くのであれば、上値抵抗線として位置しているAEラインを超えて右上に新しいペンタゴンが描き足されることが求められたからだ。実際には、先週末にAEラインを超えて右上に新しいペンタゴンが描き足された。
次の注目日は9月21日前後である。
A点水準：約26,600ドル
B点水準：約25,500ドル
今週のポイントは、堅調な展開を維持することが出来るのか否かということである。
＜あくまでも個人的見解＞
AEラインに注目したい。先週末にAEラインを超えたことで右上に新しいペンタゴンが描き足された。今週は、このAEラインを上放れてADラインを目指す動きになるのか否かがポイントになる。なぜなら、AEライン上で同事線が出現しているからである。つまり、週明けにAEラインに沿って右肩下がりの動きになるか、それともAEラインから上放れていくことが出来るのかの正念場になると考えられるからだ。
＜トレンドのポイント（長期）＞
上昇トレンドの上昇局面である。
＜あくまで参考売買ポジション（短期）＞
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、25,950ドルを終値で割り込むことである。
＜現在のシナリオ＞
堅調な展開が続いている。上値抵抗線AEラインを超えてきた。また、C点が位置する時間帯より上昇に続いているからだ。
＜第2シナリオ＞
上値の重たい展開に戻る可能性も残っている。右肩下がりのAEラインに沿って推移する可能性が残っている。しかも、AEライン上で同事線が出現している。また、直近の高値とダブルトップを形成する可能性もあるからだ。
Next: ナスダック 高値を狙う～米国市場分析
ナスダック 高値を狙う
先週のレポートでは、BCラインに注目した。下値支持線として期待されたBDラインを割り込んだことから、ABCラインに沿って推移していくことが考えられたからだ。実際には、B点が位置する時間帯を通過した後より上昇に転じ、BCラインを超えてBDラインに戻ってきた。
次の注目日は9月18日前後である。
今週のポイントは、最高値更新を狙うのかということである。
＜あくまでも個人的見解＞
BDラインに注目したい。堅調な展開を維持し最高値を狙うのであれば、少なくとも右肩上がりのBDラインに沿って推移していくことが求められるからだ。堅調な展開が続けば、8100ポイント台に乗せてこよう。逆に、上値の重たい展開になれば、CDラインを意識した動きから、7900ポイントを試すのか。
＜トレンドのポイント（長期）＞
上昇トレンドの上昇局面である。
＜あくまで参考売買ポジション（短期）＞
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、8000ポイントを終値で割り込むことである。
＜現在のシナリオ＞
堅調な展開となっている。上値抵抗線BCラインを超えてきた。また、B点が位置する時間帯で下値を付けた後より上昇に転じているからである。
＜第2シナリオ＞
上値が重たくなる可能性もある。上値抵抗線BDラインが存在している。しかも、BDラインに到達すると同時に同事線に似たローソク足が出現している。そして、C点が位置する時間帯を通過することで流れが変わる可能性があるからだ。
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※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析＜株式編＞』（2018年9月16日号）の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコイン・個別銘柄の展望もすぐ読めます。
『☆ペンタゴンチャート分析＜株式編＞』（2018年9月16日号）より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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