投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の投資手法はどのようなものなのでしょうか。今回は、その基本的な考え方である「バフェット指数」を紹介します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
バフェット指数とはどういうものか、ご存じですか?
GDPと株価の成長は比例するという考え方
投資の神様と呼ばれる「ウォーレン・バフェット」氏をご存じですか?
バフェット氏が初めてミリオネアになったのは若干32歳の時。
名言を数々残していて、このメルマガでもたまに紹介しています。
そのバフェット氏が愛用しているとされる「バフェット指数」という計算式があります。
ある国の上場株式の時価総額をその国のGDPで割って求めます。
計算式は「株式市場の時価総額÷GDP×100」です。
経済が順調な先進国では、株式市場の株価の上昇がその国のGDPと比例して上昇していくという考えがもとになっています。
GDPが成長していないのに、株価が上昇している状態は不自然で割高と考えられるのです。
※GDPとは、国内総生産のこと。簡単に言うと、その国の儲けの総額です。
暴落・回復どちらも準備する
バフェット指数は100%を超えていると割高、100%以下だと割安と言えます。
現在の日本のバフェット指数を見ると100%を超えていますし、アメリカのバフェット指数は150%に近付いています。割高の水準にはあると言えるのでしょう。
バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは、リーマンショック前に現金比率を高めていてショック後に株を買いあさりました。
景気悲観論の方は、このバフェット指数をもって大暴落が起きるとしています。
ただ、過去の値動きを見るとバフェット指数が100%を超えたからすぐに暴落するということでもありません。
このような時は、冷静に情報を集めることです。そして、株価復活・株価暴落どちらにも対応すること。
投資信託の「積立」でしたら、どちらも対応できるのです!
キーワードは、ポートフォリオを考えること。
『教育貧困にならないために』(2018年12月18日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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