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ワークマン、業績好調で株価も大幅高へ。日経平均は米株高を好感して小幅続伸(7/2)

本日の東京マーケットは、日経平均株価が昨日の454円の大幅高に続いて連日で上昇、24円(0.11%)高の2万1,754円で取引終了です。(『ハロー!株式』)

きょうの日経平均株価終値は、前日比24円高の2万1,754円

きょうの相場概況

本日の東京マーケットは、日経平均株価が昨日の454円の大幅高に続いて連日で上昇、24円(0.11%)高の2万1,754円で取引終了です。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

米中首脳会談の結果を好感して昨晩のNYダウは117ドル高となりましたが、昨日に東京市場は大幅高となった後だけに朝方はやや売りが先行。ただ、下値は限定的で9:06に下げ幅32円となったところで押し目買いが優勢となり、直ぐにプラスに浮上。終日小高い水準を維持しています。

NYダウ 日足(SBI証券提供)

円相場は1ドル=108.40円前後の値動きとなっています。売買代金は1兆8938億円、上海総合指数は0.96ポイントの小幅安で3043.94です。

米ドル/円 日足(SBI証券提供)

ワークマン、リボミックほか急騰銘柄が続々

業種別では、海運、商社、電機、精密、保険などが高く、一方で石油、化学、水産、電力ガスなどが下げています。

個別銘柄では、作業服・関連用品専門チェーンのワークマンが大幅高、275円高の5000円ちょうどとなっています。6月の既存店売上高が前年同月比36%の大幅増となり、好感した買いが膨らんでいます。ワーキングウェアや放熱冷感シャツなど夏物商品の売り上げが好調です。

東大発の創薬ベンチャーのリボミックが25円高の775円と値を飛ばしています。滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑(おうはん)変性に対する開発薬の治験で好結果が確認されたと発表。滲出型加齢黄斑変性は視力が低下して失明の原因となる目の難病であり、好感した買いが入っています。

富士フイルムが80円高の5584円と値を上げています。iPS細胞を使ったがん免疫薬の開発を始めると発表。独製薬大手のバイエルと組み開発を進める方針であり、将来的な収益寄与を期待した買いが入っています。

「餃子の王将」を展開する王将フードが60円高の6470円と連日で上昇。6月の既存店売上高が前年同月比5.5%増と7カ月連続で前年を上回っており、収益拡大を期待した買いが入っています。

水道管工事現場での作業負荷を軽減する「推力伝達バンド」を開発し、川崎市で採用された日本鋳鉄管がストップ高、150円高の1081円となっています。これで6月25日の終値625円から立会日数5日間で72%の上昇となっています。

その他、米中間の貿易協議再開を好感して東京エレクトロンが5日連続高で470円高の1万6310円、官公庁関連や大手企業向け業務請負や人材派遣のキャリアリンクが業績上方修正発表で80円高の546円とストップ高、冷凍食品など食材販売の「業務スーパー」を展開する神戸物産が50円高の5430円、三井物産は29.5円高の1827.5円と年初来高値を更新となっています。

本日の新高値銘柄は、ショーボンド、MISAWA、丸大食、ヨコレイ、富士フイルム、キャリアリンク、日本ビューホテル、森精機、ダイキン、日立、NEC、日本信号、能美防災、富士通ゼネ、京セラ、任天堂、三井物、NTTデータ……等々です。

Next: 主な投資判断は?明日の取引に備えを



今日の相場

◎日経平均:2万1,754.27(+24.30)+0.11%
◎TOPIX:1,589.84(+4.99)+0.31%
◎売買高概算:10億0,203万株
◎売買代金概算:1兆8,938億円
◎時価総額:598兆3,696億円
◎値上り銘柄数:1,429 ◎(年初来)新高値:126
◎値下り銘柄数:628 ◎(年初来)新安値:2
◎変わらず:92
◎騰落レシオ(25日):104.59%(前日比3.30%上昇)
◎サイコロ(日経平均):7勝5敗 ○●○○●○●●○●○○ 58.3%
◎カイリ率(日経平均):25日線比 +3.15% 75日線比 +1.58%

◎為替
対ドル:108.35(前日比0.03円安)
対ユーロ:122.37(前日比0.26円高) 

◎出来高上位
1. オンキョー<6628> 83.0円(+5.0円) 6,907万株
2.みずほ<8411> 157.6円(-0.1円) 6,893万株
3.三菱UFJ<8306> 524.6円(+0.3円) 3,584万株
4.JDI<6740> 72.0円(+1.0円) 1,814万株
5.TATER<1435> 219.0円(+22.0円) 1,633万株

◎売買代金上位
1. 日経レバE<1570> 1万8,780円(-30円) 967億円
2.任天堂<7974> 4万140円(+90円) 527億円
3.ソフトBG<9984> 5,242円(+15円) 355億円
4.東エレク<8035> 1万6,310円(+470円) 354億円
5.ファストリ<9983> 6万5,090円(-650円) 316億円

主な投資判断

[JPモルガン証券]
据置き A:アルバック<6728> 4,750→ 5,100円
据置き A:NTTデータ<9613> 1,500→ 1,600円

[SMBC日興証券]
引下げ A→B:ZOZO<3092> 2,200→ 2,100円
引下げ A→B:メルカリ<4385> 3,900→ 3,200円

[三菱UFJMS証券]
据置き A:マックス<6454> 2,240→ 2,060円

[ゴールドマンS証券]
引上げ 3→2:スクリーン<7735> 4,800→ 5,700円
引下げ 1→3:カーボン<5302> 7,000→ 4,500円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価

Next: 日銀短観「企業の物価見通し」の結果は?〜本日の経済指標



本日の経済指標等の結果

<企業の物価見通し>

日銀は短観データの1つとして企業の物価見通しを公表しています。6月調査の企業(全規模・全産業)の物価見通しは、1年後の消費者物価指数(CPI)が平均で前年比0.9%上昇で、前回3月調査と変わらず。

3年後の物価見通しは1.0%上昇で、前回調査から0.1ポイント低下。
5年後の物価見通しは1.1%上昇で、前回調査と変わらずでした。

<ユニクロ売上高>

ファーストリテイリングが発表した6月の国内ユニクロの既存店売上高は、前年同月に比べ27.3%増加しました。増加は3カ月ぶりで、単月の増収率としては2013年8月以来、5年10カ月ぶりの大きさとなっています。

※5月1.8%減、4月1.7%減、3月4.5%増、2月3.0%増

6月の客数は前年比25.6%増、客単価は1.4%アップ。客数の増加は5カ月連続で、客単価の上昇は6カ月ぶりです。

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ハロー!株式』(2019年7月2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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