日本の韓国における「輸出管理の見直し」「ホワイト国から除外」について、韓国が撤回を要請している。反応は予想通りだが、実は、韓国はそんなのんきに反日運動を拡散している場合ではなくなってきている。もう、全方位からフルボッコ状態だからだ。(『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』)
※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2019年7月28日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
フェイクニュースが蔓延中? 韓国がWTOでやった汚い手段とは
反日やってる場合じゃない
日本の韓国における「輸出管理の見直し」「ホワイト国から除外」について、韓国が撤回を要請しており、市民も日本製品の不買運動に参加したり、市民団体がロウソクデモを開催したりするなど盛り上がりを見せている。
韓国側の反応は大方の予想通りであるのだが、実は、韓国はそんなのんきに反日運動を拡散している場合ではなくなってきている。
もう、全方位からフルボッコ状態だからだ。それは敵だけでなく、本来の味方やその他大勢からもだ。
全方位からフルボッコ
まずはどんな状態かを簡単に列記してみよう。
日本「韓国をホワイト国から除外します。8月2日ぐらいに閣議決定します」
米国(トランプ大統領)「中国や韓国などが発展途上国として優遇措置を受けるのは不公正だ」
ロシア「ロシアは自国軍用機が外国の領空を侵犯したことはない。因みにあそこは日本海な。後、フッ化水素も売るとはいってない」
中国「韓国のTHAAD配備を撤回しろ」
北朝鮮「米韓合同軍事演習を中止しろ。でなければミサイル撃つぞ(本当に撃った)」
WTO&その他の国「多国間の会合場所に、二国間の問題を持ってくるな」
以上、簡単に列記したが、本当にこんな状態なのだ。
しかも、これが1週間で起きた出来事なのだから、正直、驚きである。
どれ1つを選んでも詳しく1回分で特集できる内容ばかりであり、しかも、WTO以外はほとんど進行形である。
なので、どれを特集するか迷ったのだが,進行形ならそのうち特集するかもしれないので、まずは終わったWTOの話題から見ていくといいだろう。
WTO報道でフェイクニュース
ロイター通信「韓国は支持を取り付けることに失敗した」
TBS「WTO終了、国際社会は意見割れる」
韓国代表「他国から韓国への強力な支持が示された」
世耕大臣「同意得られた事実ない」
この4つの中で、2つほど不適切な報道が混じっているのはおわかりだろうか。
先に正解を出しておくと、TBSと韓国代表の発言がフェイクである。
では、TBSの「国際社会は意見割れる」という報道は何なのか。TBSの妄想か捏造ということだ。ちなみにTBSはこの報道を訂正もしていない。
Next: 韓国が汚い手段に出た?TBS報道と世耕大臣のツイートからわかること
韓国が汚い手段に出た?
まずは経済産業省の世耕大臣のツイートを引用しよう。
(続き②)
事実は、議長が他出席者に発言機会を与えたが誰も発言しなかったので、一般理事会で本件へ同意が得らなかったということ。
また議長は勝手に採決を求めるような韓国発言を制止しようとし、最後は議長が残りの重要な議題を議論する必要があることを理由に本件議題を打切りました。(続く)— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) July 25, 2019
このツイートをよく読むと、韓国側が汚い手段に出ているのがよくわかる。
起立を求める傲慢さである。こんな手段で韓国の代表は「他国から韓国への強力な支持が示された」とか述べているわけだ。でも、どう考えてもおかしな発言だ。
では、次はTBSの捏造についてだ。
ほか出席者に発言機会を与えたが、誰も発言しなかった。しかも、議長に断りもなく韓国は勝手に採決を求めていたこと。さらに、議長が本件議題を打ち切った。
この3つのことからして、TBSの「WTO終了、国際社会は意見割れる」なんていう言葉が出てくるはずないのだ。つまり、TBSは確実に嘘を付いている。フェイクニュースである。
すべては韓国の妄想か
では、大臣の発言が本当に正しいのか。これも気になるところだ。しかし、これもソースがある。
日本政府や日本メディアがWTOの一般理事会で輸出規制問題を巡り韓日以外の国からの発言がなかったのは、韓国側が国際社会の支持を得られなかったためと主張していることについては、公の場で支持は得られなかったが、心情的に同意するとの連絡は多くあったと伝えた。
心情的に同意するとの連絡が多くあった。でも、他の参加国はほとんどがホワイト国ではない。なら、どういう理由から心情的に同意するのか。
しかも、自分たちと同じ書類を用意するだけのことである。だから、これも韓国の妄想なのだ。
つまりは国際社会の支持を得られなかったと認めたわけなので、やはり、TBSの報道は捏造で確定であり、ロイター通信や経産相・世耕大臣のツイートが正しいということになる。
ついでに、日本メディアの報道が如何に信用にならないかまで証明した。しかも、未だに輸出規制とか述べているメディアまで存在しているという。
Next: 経済産業省に届いた日本の「怒りの声」は3万件。ホワイト国除外は決定か
経済産業省に届いた日本の「怒りの声」は3万件
このようにWTOの一連の報道だけでも嘘が飛び交う異常な事態。
しかも、未だに韓国はWTOに訴えるつもりらしい。国際社会から支持を得られなかったのだから訴えても結果は同じだと思うが、そんな態度では一生、ホワイト国から除外は決定的だろう。
日本人の怒りは凄まじく、なんと24日で締め切られた経済産業省のパブリックコメントに寄せられた意見は3万件を超えており、9割は韓国をホワイト国から除外することに賛成しているという。
このパブコメは住所と名前はもちろん、さらに画像・音声による認証などもあって、Facebookの「いいね!」のようにワンクリックで賛同できるものよりも敷居がかなり高い。
それでも、3万件以上の意見が寄せられたわけだ。普段のパプコメなら30件、話題性があっても数百件あれば良い方なので、3万件で9割賛成というのが如何に大きいものかが窺える。
それでパブコメは締め切られたわけだが、参院選挙も終わった。そして、韓国をホワイト国から除外は、8月2日頃に閣議決定される見通しという。
閣議決定から3週間、2日に決定の場合には8月23日ぐらいに韓国はホワイト国から完全に除外されることになる。次回の当メルマガはぜひとも、この「韓国をホワイト国から除外の閣議決定」のニュースを特集したいところだ。
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・全方位からフルボッコ中の韓国は四面楚歌ですら生ぬるい(7/28)
・参院選後に日本政府は韓国に対して、査証(ビザ)発給の厳格化などの措置に動くのか(7/21)
・経済産業省の事務的説明会を協議と言い出す日韓メディアの捏造報道(7/14)
・安全保障上の問題で半導体材料の対韓輸出規制!来月からホワイト国も除外に(7/7)
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※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2019年7月28日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2019年7月28日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。