あなたは節約を始めるとき、何から節約しますか?「食費」と答える人はかなり多いのですが、それは間違いです。貧乏から抜け出せず、さらに肥満になる恐れがあります。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
食費削減を検討するのはかなり後?優先して見直すべき支出がある
貧乏人が好むのは豚肉と麺?
あなたは、節約を始めようとしたら、何から節約しますか?
こう聞くと、「食費」と答える人はかなり多いです。
当メルマガでも何度か書いていますが、食費を削るのは節約の順番からいうと、かなり後の方なのです。
はじめに節約するのは、毎月必ずかかる銀行から引き落としされているものから検討することです。
実際のところ食費は、それほど節約できないものです。
この統計データの記事によると、食費に困る人ほど「おなかを満たす」食事になっていると書かれています。
参考:貧乏な人が豚肉と麺をたくさん食べるワケ “おなかを満たす”食事に偏っている – PRESIDENT Online(2019年7月11日配信)
食費を切り詰めると肥満体質に?
あなたは、以下の食品を摂ること多いですか?
・そばやインスタント麺をよく食べる
・魚を食べると言ったら、あじやイワシ、サケやマス
・お菓子は和菓子よりも洋菓子
・ウイスキーやワインではなく日本酒やビール
・マヨネーズや味噌の調味料をよく使う
統計上、貧乏な人が好むのが上記の食品です。
お肉は、価格の安い鶏肉よりも、おなかを満たす豚肉の方が多い結果でした。
貧乏だからと言って、お菓子やアルコールは少ないとは言えないようです。
この結果だけを見ると、肥満体質の方が好む食品になっています。
Next: 食費は必要なので後回し、まず先に見直すべき支出とは?
食費は必要なので後回し
食費は必要な支出です。
人は、食べたものでできています。
特に、年齢が上がれば上がるほど体内での栄養素の合成ができなくなりますので、食事には気を付けてくださいね。
まず見直すのは、住宅ローン、スマホの通信費、保険料、習い事などです。
『教育貧困にならないために』(2019年7月12日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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