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米FOMCは据え置きでほぼ確定か CME FEDウォッチ「利上げ確率3.9%」=斉藤学

CMEのFEDウォッチによれば、3/14時点の利上げ確率は3.9%。直近は据え置きでほぼ確定と思われますが、利上げ確率が40%近くになる7月以降、特に9~11月に注意が必要です。(『【勝率8割以上!?】毎日配信、よく当たるFX為替レート予想』斉藤学)

木曜日早朝に米FOMC政策金利、据え置きでほぼ確定か

追加緩和が好感され、リスクオンムードに

先週木曜日のECBによる追加緩和発表とドラギECB理事長の発言によりマーケットはやや混乱しましたが、週末の欧州株は軒並み+2~3%超上昇、NYダウも218ドル高と反発しひとまず好感されました。

ドラギECB総裁が「追加利下げは見込まない」と発言したことで、発表後の上昇が帳消しになってしまう場面もありましたが、追加緩和発表から1日経って、ECB理事会メンバーからの指示表明が相次いだことが支援材料となっています。

一時112円台へ下落していたドル円は113円台へ反発、クロス円も全面高となりました。米10年債利回りも1.980%へ上昇しており、2.000%の節目が回復できればマーケットの上昇に弾みがつくことになるでしょう。

米ドル/円 日足(SBI証券提供)


米10年債利回り(SBI証券提供)

株高円安が継続と予想

今週は、木曜日早朝のFOMCで米政策金利が発表されます。

CMEフェドウォッチによれば、3/14(月)時点での利上げの可能性は3.9%

直近の米雇用統計は良好でしたが、インフレ率の鈍化が足を引っ張っており、火・水曜日に発表される米2月PPI・CPIが予想値付近であれば「据え置き」でほぼ確定と思われます。

Next: 次の米利上げ時期は?9~11月には再び注意が必要!



9~11月には再び注意が必要!次の米利上げ時期は?

そうなると次の米利上げ時期が気になるところですが、CMEフェドウォッチによる利上げ確率が40%近くになるのは7月です。

しかし、その前月に英国国民投票が行われ、この時マーケットが混乱するようであれば再度利上げ見送りになるでしょう。

とすると、9月以降の可能性が高いのですが、昨年12月の米利上げではその後に混乱が見られたため、マーケットの荒れやすい9~11月には再び注意が必要そうです。

なお、据え置き発表直後はドル安になるかもしれませんが、株式市場が上昇すれば徐々に円安へ振れると思われます。

各通貨予想レンジ

・ドル円    112.00~115.00 ↑
・ユーロ円   125.00~129.00 ↑
・ポンド円   162.00~165.50 ↑
・豪ドル円   83.50~87.00  ↑
・ユーロドル  1.1050~1.1300 ↓
・ポンドドル  1.4100~1.4500 ↑
・ドルスイス  0.9700~0.9950 ↑

【関連】ドラギ追加緩和の狙いと“あり得る”米3月追加利上げ/日本景況感に黄信号

【勝率8割以上!?】毎日配信、よく当たるFX為替レート予想』(2016年3月14日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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