7日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり211銘柄、値下がり12銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は4日ぶり大幅反発。6日の米国市場でNYダウは反発し、68ドル高となった。中東情勢悪化への警戒感から一時200ドル超下落したが、引けにかけて上昇へ転じた。円相場は一時1ドル=108円半ばまで下落し、前日に450円超下落した日経平均も本日は米株高や円安を受けて115円高からスタート。株価指数先物に海外投資家の断続的な買い戻しが入り、日経平均は後場に23577.44円(前日比372.58円高)まで上昇する場面があったが、現物株の売買はやや盛り上がりに欠けた。
大引けの日経平均は前日比370.86円高の23575.72円となった。東証1部の売買高は11億5795万株、売買代金は2兆1251億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、精密機器、その他金融業、サービス業、不動産業、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の91%、対して値下がり銘柄は7%となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約17円押し上げた。同2位はテルモとなり、ダイキン、リクルートHD、富士フイルム、京セラ、オリンパス、エムスリーなどが寄与度上位に続いた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは横河電で5.6%高、同2位は富士フイルムで5.6%高となった。富士フイルムは国内大手証券による投資評価引き上げが観測された。また同証券では、富士ゼロックスの完全子会社化と日立の画像診断装置事業買収の2つの大型M&Aに一定の目途が付き、「第2の創業」のためのポートフォリオ転換が加速されることが視野に入ってきたと評価している。
一方、値下がり寄与トップは住友金属鉱山となった。同2位はスクリーンHDとなり、第一三共、ZHD、川崎汽船などが軟調となった。
*15:00現在
日経平均株価 23575.72(+370.86)
値上がり銘柄数 211(寄与度+372.30)
値下がり銘柄数 12(寄与度-1.44)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4646 77 +16.64
テルモ 3861 101 +14.55
ダイキン 15470 365 +13.15
リクルートHD 4175 97 +10.48
富士フイルム 5446 289 +10.41
京セラ 7503 140 +10.09
オリンパス 1744 68.5 +9.87
エムスリー 3345 105 +9.08
セコム 9841 247 +8.90
ファナック 20240 240 +8.65
ファミマ 2586 60 +8.65
ソニー 7655 235 +8.47
NTTデータ 1486 41 +7.38
アドバンテ 6100 100 +7.20
ファーストリテ 63250 200 +7.20
キッコーマン 5320 180 +6.48
中外薬 10170 173 +6.23
KDDI 3271 28 +6.05
ホンダ 3089 82 +5.91
東エレク 23515 160 +5.76
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
住友鉱 3433 -34 -0.61
スクリン 7230 -60 -0.43
第一三共 7035 -3 -0.11
ZHD 453 -5 -0.07
川崎船 1770 -17 -0.06
SUMCO 1768 -14 -0.05
東海カ 1073 -1 -0.04
JFEHD 1388 -6 -0.02
昭電工 2833 -6 -0.02
T&DHD 1339 -2 -0.01
日本製鉄 1636.5 -2 -0.01
東電力HD 455 -1 -0.00