9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり215銘柄、値下がり8銘柄、変わらず2銘柄となった。
本日の日経平均は大幅反発となった。前日の米国市場では、トランプ大統領が会見でイランとの更なる対立激化を望まない意向を示唆すると、主要3指数は揃って反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比370円高の23520円になるなか、為替相場が1ドル=109円台を回復したこともあり、本日の日経平均はシカゴ日経225先物清算値を上回ってのスタートとなった。イラン情勢の緊張緩和が好感されたことで、前場中ごろより開始されたアジア株式も総じて強含みをみせ、短期筋による指数先物に対する断続的な買い戻しの動きが継続したことが相場を押し上げた。物色としても東証1部の9割超の銘柄が上昇するなかで、特にハイテク株の上げが目立った。一方、大引け間際には、本日発表予定のファーストリテや安川電の決算を見極めたいとする向きも意識された。
大引けの日経平均は前日比535.11円高の23739.87円となった。東証1部の売買高は11億4656万株、売買代金は2兆1476億円だった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約61円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、東エレク、テルモ、京セラ、アドバンテス、TDK、ファナック、NTTデータなどが続いた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはサイバーで6.8%高、同2位は、一部証券会社のレーティング格上げの動きなどもみらたれスクリーンHDで6.1%高となった。
一方、値下がり寄与トップは日揮HDとなった。同2位はJXTGとなり、出光興産、国際帝石、横河電などが続いた。日経平均構成銘柄の下落率トップは国際帝石で2.7%安となった。8日のNY原油先物価格が大幅安となった流れが波及し、石油関連銘柄の下落が目立つ展開となった。
*15:00現在
日経平均株価 23739.87(+535.11)
値上がり銘柄数 215(寄与度+537.90)
値下がり銘柄数 8(寄与度-2.79)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 63760 1680 +60.52
ソフトバンクG 4797 214 +46.25
東エレク 24485 1195 +43.05
テルモ 3891 116 +16.71
京セラ 7667 230 +16.57
TDK 12360 440 +15.85
アドバンテ 6280 220 +15.85
ファナック 20195 370 +13.33
NTTデータ 1547 72 +12.97
富士フイルム 5721 326 +11.74
KDDI 3295 54 +11.67
ダイキン 15465 315 +11.35
信越化 12000 300 +10.81
ファミマ 2553 67 +9.65
エムスリー 3385 110 +9.51
中外薬 10380 240 +8.65
日東電 6120 180 +6.48
リクルートHD 4215 60 +6.48
安川電 4265 175 +6.30
エーザイ 8138 164 +5.91
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
日揮HD 1712 -25 -0.90
出光興産 3020 -35 -0.50
JXTGHD 503.9 -13.9 -0.50
国際帝石 1155 -32 -0.46
横河電 2042 -6 -0.22
いすゞ 1253 -6.5 -0.12
Jフロント 1568 -3 -0.05
三菱重 4274 -10 -0.04