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成人式を迎える新成人はクレカ、スマホ系ペイ利用に積極的。決済手段どうなる?

1月13日は、令和初の「成人の日」。物心ついた時から交通系電子マネーに親しんできたであろう新成人は、キャッシュレス決済や金銭管理、お金の使い方についてどのような意識を持っているのでしょう。株式会社カンムが実施した「新成人とお金に関する意識調査」の結果をご紹介します。

初めて使ったキャッシュレス決済は「交通系電子マネー」

出典: PR TIMES

2020年度の新成人が人生で最初に使ったキャッシュレス決済手段は、過半数が「交通系電子マネー」でした。Suicaのサービス開始は2001年で、新成人が中学生になった頃には通学定期券としてだけでなく、街なかの決済手段として広く浸透していました。
「現金しか使ったことがない」人は5%未満とわずかです。全体的に、早くからキャッシュレス決済に慣れ親しんできた世代といえます。

また、昨年から今年にかけてのキャッシュレス活用意向を見ると、成人や就職で作りやすくなるクレジットカードのほかスマートフォンの決済アプリも勢いを増しそうです。

10代のうちからクレカニーズあり。成人したらクレカを作りたい

出典: PR TIMES

2020年度の新成人のうち、10代の頃に「クレジットカードが欲しい」と思ったことがある人は約8割(79%)でした。その時の代替手段は、未成年でも作れてクレカ払いが可能な「バンドルカード」が最多(36%)です。まだバンドルカードを使っていなかった頃も含めると、購入をあきらめたり(27%)、手数料のかかる代金引換や銀行振込などで支払っていた(17%)ようです。

出典: PR TIMES

成人後にクレジットカードを所有したい人も8割超(86%、これから作りたい人とすでに学生クレジットカードを持っている人の合計)でした。「作りたくない」人は1割ほどです。
※多くの学生クレジットカードは、卒業すると自動的に通常クレジットカードに切り替えられます。

Next: 「お金の使い方」について成人を控えた今の気持ちは?



半数は成人としての「自信なし」。学生と社会人で意識差も

出典: PR TIMES

成人するとお金の使い方の幅が大きく広がることを踏まえて心構えを尋ねたところ、学生・社会人ともに最も多く選ばれた選択肢は「使いすぎが不安」でした。これと「稼げる自信がない」「責任が重い」という意見は学生でやや多く、かわりに「自由にお金を使えるのがうれしい」という意見は社会人で多くなりました。同じ年齢でも、就職して給料を得ている人は学生よりもお金の扱いに慣れているようです。

出典: PR TIMES

あらためて、お金の管理についての自信を尋ねると「ある」と答えた人は全体の4割に届きませんでした。とくに学生は社会人よりも「まだ考えたことがない」人が多く、「自信がある」割合も少ないようです。

憧れは、自由気ままな「大人買い」堅実な金銭管理こそが成人の証という考えも

そんな2020年の新成人に、やってみたい「大人ならではのお金の使い方」を募ったところ、コメントを寄せたうちの1割以上が「大人買い」と答えました。先の設問で目立ったクレジットカードの所有ニーズも、気兼ねなく思い切り買い物がしたいという欲求のあらわれかもしれません。
そのいっぽう「毎日クレジット利用額と給料を比べながら使用」「定期貯金」「地道な資産運用」など、堅実な金銭管理こそ大人ならではのお金の使い方と考える回答も多くみられました。

「(お金を)生かすも殺すも自分次第」という達観したコメントも届いたというこの調査。晴れの日を迎える新成人の皆さんが、それぞれに人生を豊かにするお金との付き合い方を見つけられたらいいですね。

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source: PR TIMES
image by: shutterstock

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