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日経VI概況:低下、外部環境が良好な中、低位圏でこう着感の強い展開に

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-0.45pt(下落率3.04%)の14.32ptと低下した。なお、高値は14.82pt、安値14.32pt。前日の米国市場では、イランとの対立激化が回避されたことに加え、15日に米中貿易交渉の第一段階目の合意について両国が署名する予定が報じられたことが好感され、NYダウなどは揃って史上最高値を更新。こうした良好な外部環境の中、日経225先物も堅調に推移したが、高値圏にあったことに加え、米雇用統計を控えた3連休前ということもあり、小幅なプラス圏においてこう着感の強い展開に。こうした背景から、日経VIも非常に狭いレンジでの小動きに留まった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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