17日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり170銘柄、値下がり51銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は続伸。16日の米国市場でNYダウは267ドル高と4日続伸し、主要株価指数が揃って過去最高値を更新した。堅調な経済指標や市場予想を上回る企業決算が好感された。本日の東京市場も米株高の流れを引き継ぎ、さらに台湾積体電路製造(TSMC)の業績・設備投資見通しを受けて半導体関連株に買いが先行。日経平均は170円高からスタートすると、寄り付き直後に取引時間中の昨年来高値24115.95円(前日比182.82円高)を付けた。上値では利益確定の売りも出て伸び悩んだが、結局3ケタの上昇で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比108.13円高の24041.26円となった。終値としては3日ぶりに24000円台を回復した。東証1部の売買高は10億7935万株、売買代金は2兆0013億円だった。業種別では、鉄鋼、海運業、輸送用機器が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、水産・農林業、小売業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の55%、対して値下がり銘柄は39%となった。
値上がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約9円押し上げた。同2位はスズキとなり、信越化、日東電工、SUBARU、オリンパスなどが続いた。また日経平均構成銘柄の上昇率トップはマツダで5.8%高、同2位は富士電機で、インド事業再編しパワーエレ製品需要を開拓と伝わり5.6%高となった。
一方、値下がり寄与トップはファミマとなり1銘柄で日経平均を約5円押し下げた。同2位は太陽誘電となり、第一三共、大塚HD、エムスリー、日本ハム、協和キリンなどが続いた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは太陽誘電で3.0%安、同2位は証券会社によるレーティング引き下げの動きがみられた関西電力で2.9%安となった。半導体関連は朝高後に伸び悩む銘柄もみられた。
*15:00現在
日経平均株価 24041.26(+108.13)
値上がり銘柄数 170(寄与度+143.64)
値下がり銘柄数 51(寄与度-35.51)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 20805 260 +9.37
スズキ 5027 195 +7.02
信越化 12535 165 +5.94
日東電 6210 160 +5.76
SUBARU 2857.5 117 +4.21
オリンパス 1802 29 +4.18
日産化学 4760 115 +4.14
エーザイ 8329 104 +3.75
塩野義 7125 104 +3.75
横河電 2089 99 +3.57
デンソー 5000 96 +3.46
豊通商 3860 95 +3.42
ヤマトHD 1919 90 +3.24
ダイキン 15630 75 +2.70
ホンダ 3059 36 +2.59
オムロン 6460 70 +2.52
エプソン 1672 34 +2.45
KDDI 3265 11 +2.38
三菱電 1585.5 58.5 +2.11
ヤマハ発 2189 56 +2.02
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファミマ 2629 -35 -5.04
太陽誘電 3420 -105 -3.78
第一三共 7315 -85 -3.06
大塚HD 4908 -71 -2.56
エムスリー 3285 -25 -2.16
日本ハム 4750 -105 -1.89
協和キリン 2611 -49 -1.77
カシオ 2249 -48 -1.73
丸井G 2702 -47 -1.69
花王 9090 -43 -1.55
アドバンテ 6110 -20 -1.44
イオン 2343.5 -37 -1.33
東エレク 25025 -25 -0.90
サイバー 3675 -95 -0.68
味の素 1812 -18 -0.65
資生堂 7855 -18 -0.65
Jフロント 1512 -29 -0.52
ニチレイ 2650 -24 -0.43
ソニー 7924 -12 -0.43
ヤマハ 6070 -10 -0.36