23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり27銘柄、値下がり195銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反落。153.46円安の23877.89円(出来高概算5億1663万株)で前場の取引を終えている。前日の米株式市場では、中国政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて対策を強化する方針を示したことを好感する場面もあったが、過去最高値圏にある主要3指数は上値の重さが意識されて高安まちまちとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円安の23840円になるなか、為替相場も1ドル=109円台後半と前日から円高基調となっており、本日の東京市場には売りが先行した。その後は、韓国をはじめとしたアジア株が売り先行後に下げ渋りをみせたことなどから、225先物に対する売り一巡感が意識された。業績期待の高い銘柄中心に押し目買いの動きもみられ、日経平均は前引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。
値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約46円押し下げたほか、ファミマ、ダイキン、ファナック、塩野義、日東電などがそれに続いた。ソフトバンクGは、14日に直近高値をつけた後の利益確定売り動きが継続しているほか、経営再建中の米ウィーカンパニーが子会社売却したものの、依然として先行き不透明感が根強いことなども株価の重しになっているもよう。一方、値上がり寄与上位銘柄には、アドバンテスト、TDK、東京エレクトロン、エーザイなどが並んだ。5G普及による業績拡大への期待続くアドバンテストは、足元で国内外の証券会社による強気格付けや目標株価引き上げの動きが目立っているほか、計測機器大手の米テラダインの好決算を受けて関心が向かっているもよう。
*11:30現在
日経平均株価 23877.89(-153.46)
値上がり銘柄数 27(寄与度+37.93)
値下がり銘柄数 195(寄与度-191.39)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 6580 280 +20.17
TDK 12730 130 +4.68
東エレク 25220 100 +3.60
エーザイ 8392 51 +1.84
スクリン 8080 210 +1.51
太陽誘電 3545 40 +1.44
トヨタ 7846 23 +0.83
伊藤忠 2614 19 +0.68
凸版印 2296 21 +0.38
アステラス薬 1894.5 2 +0.36
トレンド 5820 10 +0.36
バンナムHD 6649 10 +0.36
ソニーFH 2603 31 +0.22
大日印 3070 10 +0.18
三菱電 1596 4 +0.14
カシオ 2291 4 +0.14
NEC 5080 40 +0.14
リコー 1256 4 +0.14
テルモ 3955 1 +0.14
高島屋 1235 8 +0.14
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 62460 -720 -25.94
ソフトバンクG 4790 -94 -20.32
ファミマ 2471 -73 -10.52
ダイキン 16125 -175 -6.30
ファナック 20515 -135 -4.86
塩野義 6727 -130 -4.68
日東電 6240 -120 -4.32
日産化学 4605 -120 -4.32
スズキ 4922 -112 -4.03
エムスリー 3215 -45 -3.89
第一三共 7384 -96 -3.46
デンソー 4833 -88 -3.17
資生堂 7492 -82 -2.95
エプソン 1629 -39 -2.81
京セラ 7656 -37 -2.67
日立建 3250 -65 -2.34
KDDI 3271 -10 -2.16
中外薬 10565 -60 -2.16
コムシスHD 3215 -60 -2.16
花王 9139 -55 -1.98