24日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり100銘柄、値下がり113銘柄、変わらず12銘柄となった。
日経平均は反発。23日の米国市場でNYダウは26ドル安と3日続落したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は過去最高値を更新した。時間外取引では半導体大手インテルが決算を受けて急伸し、本日の日経平均も米半導体株高の流れを引き継ぐなどして54円高からスタート。一方で新型肺炎の拡大懸念やこれから発表が本格化する企業決算を見極めたいとの思惑も強く、寄り付き後はマイナスに転じる場面がしばしば見られたものの、半日取引の香港株が小幅ながら反発したことが下支えとなった。
大引けの日経平均は前日比31.74円高の23827.18円となった。東証1部の売買高は9億6545万株、売買代金は1兆8103億円だった。業種別では、不動産業、空運業、陸運業が上昇率上位だった。一方、保険業、証券、海運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の24%、対して値下がり銘柄は71%となった。
値上がり寄与トップはリクルートHDで1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位は東エレクとなり、第一三共、TDK、中外製薬、アステラス薬、日産化学などがつづいた。日経平均構成銘柄の上昇率トップは三菱地所で3.76%高、同2位は第一三共で2.61%高となった。三菱地所は「中期経営計画2030」策定を発表し、買い材料視された。
一方、値下がり寄与トップはアドバンテスで1銘柄で日経平均を約10円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、スズキ、ホンダ、花王、ファナック、SUBARUなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはいすゞ自で3.68%安、同2位は東邦亜鉛で2.87%安となった。
*15:00現在
日経平均株価 23827.18(+31.74)
値上がり銘柄数 100(寄与度+89.15)
値下がり銘柄数 113(寄与度-57.41)
変わらず銘柄数 12
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 4430 91 +9.83
東エレク 25210 205 +7.38
第一三共 7553 192 +6.92
TDK 12800 160 +5.76
アステラス薬 1916.5 25 +4.50
中外薬 10665 125 +4.50
日産化学 4725 120 +4.32
テルモ 3976 21 +3.03
菱地所 2154 78 +2.81
住友不 3870 58 +2.09
大塚HD 4953 45 +1.62
ファミマ 2468 11 +1.59
京セラ 7661 21 +1.51
協和キリン 2670 40 +1.44
京成 4340 80 +1.44
JR東海 22150 385 +1.39
セコム 9772 38 +1.37
ヤマトHD 1841 36 +1.30
トヨタ 7872 36 +1.30
太陽誘電 3520 35 +1.26
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 6320 -140 -10.09
ファーストリテ 61970 -210 -7.56
スズキ 4780 -126 -4.54
ホンダ 2960.5 -46.5 -3.35
花王 9103 -50 -1.80
ファナック 20435 -45 -1.62
SUBARU 2766 -41 -1.48
ダイキン 16030 -40 -1.44
東京海上 6002 -79 -1.42
デンソー 4766 -38 -1.37
オムロン 6500 -30 -1.08
キッコーマン 5290 -30 -1.08
イオン 2281 -29.5 -1.06
大日住薬 2080 -29 -1.04
クレセゾン 1875 -28 -1.01
ヤマハ発 2130 -24 -0.86
エムスリー 3190 -10 -0.86
いすゞ 1152 -44 -0.79
ブリヂストン 3922 -19 -0.68
日本ハム 4745 -35 -0.63