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カルナバイオサイエンス—19年12月期は大幅増収・各利益も黒字転換、創薬事業・創薬支援事業ともに好調に推移

カルナバイオサイエンスは7日、2019年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比325.0%増の32.07億円、営業利益が9.77億円(前期は11.44億円の損失)、経常利益が9.57億円(同11.59億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が8.28億円(同12.10億円の損失)となった。

創薬事業の売上高は21.28億円(前期は0.50億円)、営業利益は5.77億円(同12.61億円の損失)となった。同社独自の研究開発から見出された化合物を含む新規がん免疫療法の創薬プログラムに関して、ギリアド社と、当該プログラムの開発・商業化にかかる全世界における独占的な権利を供与する契約を締結し、その対価として契約一時金20百万ドル(21.28億円)を第2四半期に売上計上している。また、前臨床研究段階にある創薬プログラムを中心に研究開発に積極的に先行投資を行った結果、当事業の研究開発費は11.87億円(前期は10.84億円)となった。

創薬支援事業の売上高は前期比53.2%増の10.79億円と過去最高の売上高を達成し、営業利益は同241.0%増の4.00億円となった。キナーゼタンパク質の販売、アッセイ開発、プロファイリング・スクリーニングサービス及びセルベースアッセイサービスの提供等により、増収増益となった。売上高の内訳は、国内が2.59億円(前期比10.2%減)、北米地域が6.34億円(同154.0%増)、欧州地域が0.86億円(同8.3%減)、その他地域が0.99億円(同38.3%増)となった。

2020年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比67.7%減の10.36億円、営業損失は17.79億円、経常損失は17.94億円、親会社株主に帰属する当期純損失は18.22億円を見込んでいる。

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