12日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり73銘柄、値下がり145銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反発。127.54円高の23813.52円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えている。米株式市場ではNYダウが10日に174.31ドル高、11日に0.48ドル安となった。堅調な経済指標や企業決算を好感した買いが入り、新型肺炎の感染拡大の勢いが弱まりつつあるとの報道も安心感につながった。しかし、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で金融緩和を示唆する発言がないと上げ幅を縮めた。日本が祝日で休場だった間に米国等の海外株が上昇した流れを引き継ぎ、本日の日経平均は55円高からスタート。新型肺炎の影響に対する根強い懸念から伸び悩む場面もあったものの、値がさ株のソフトバンクGが急伸して日経平均を押し上げ、一時23867.99円(182.01円高)まで上昇した。ただ、東証株価指数(TOPIX)は小幅に3日続落して前場を折り返している。
値上がり寄与トップは前述したソフトバンクGとなり、1銘柄で日経平均を約152円押し上げたほか、東京エレクトロン、アドバンテスト、TDK、京セラ、セコムなどがそれに続いた。ソフトバンクGは、米連邦地裁が同社傘下の携帯電話4位スプリントと3位TモバイルUSの合併計画を容認と報じられている。両社の合併が実現した場合、スプリントは連結対象から外れることになり、同社の財務体質改善につながることになる。また、本日決算発表予定されていることも思惑材料視されているようだ。一方、値下がり寄与上位銘柄は、塩野義、アステラス製薬、中外製薬、信越化学工業、NTTデータなどが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 23813.52(+127.54)
値上がり銘柄数 73(寄与度+258.77)
値下がり銘柄数 145(寄与度-131.23)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5843 703 +151.95
東エレク 24990 665 +23.96
アドバンテ 5740 180 +12.97
TDK 12000 290 +10.45
京セラ 7374 76 +5.48
セコム 9892 121 +4.36
オリンパス 2040 29.5 +4.25
ファナック 20775 110 +3.96
ヤマハ 5840 90 +3.24
太陽誘電 3470 85 +3.06
オムロン 6730 80 +2.88
クレセゾン 1884 75 +2.70
安川電 3920 70 +2.52
カシオ 2086 61 +2.20
スクリン 6690 290 +2.09
KDDI 3432 9 +1.95
日産化学 5050 40 +1.44
日立建 3045 35 +1.26
京成 4115 65 +1.17
ホンダ 2955.5 16 +1.15
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
塩野義 6457 -240 -8.65
アステラス薬 1943 -39 -7.02
中外薬 12050 -175 -6.30
信越化 13315 -165 -5.94
NTTデータ 1436 -32 -5.76
大塚HD 4919 -136 -4.90
ダイキン 16085 -125 -4.50
スズキ 5013 -120 -4.32
テルモ 3912 -27 -3.89
エーザイ 9110 -107 -3.85
花王 8540 -100 -3.60
キヤノン 2850 -62 -3.35
ファーストリテ 58570 -90 -3.24
ブリヂストン 3866 -88 -3.17
第一三共 7992 -84 -3.03
トレンド 5940 -80 -2.88
資生堂 7042 -76 -2.74
富士フイルム 5339 -71 -2.56
ファミマ 2503 -15 -2.16
大和ハウス 3502 -60 -2.16