27日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり7銘柄、値下がり217銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅に4日続落となった。401.14円安の22025.05円(出来高概算7億7176万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、連日の新型コロナウイルスによる懸念から株価が大きく下落するなかで自律反発狙いの買いが先行したが、次第に世界的な感染拡大を嫌気した売りに押されたことで、主要3指数はまちまちであった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の22205円。この流れから本日の日経平均は売り先行スタートとなった。値がさハイテク株が総じて弱含むなか、日経平均は寄り付きから下げ幅をじりじりと拡大させ、約4カ月ぶりに22000円を一時割り込んだ。
値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約68円押し下げたほか、ファナック、東京エレクトロン、京セラ、リクルートホールディングス、アドバンテストなどがそれに続いた。前日の米国市場でナスダックやSOX指数は小幅に上昇したが、東京市場のハイテク株には波及せず、総じて手仕舞い売りが優勢となった。一方、値上がり寄与上位銘柄には、オリンパス、ファミマ、キリンHD、中外製薬、荏原、味の素、日本製鉄などが並んだ。荏原は、前日に発表した今12月期業績予想の修正が自律反発の手掛かり材料となっているようだ。
*11:30現在
日経平均株価 22025.05(-401.14)
値上がり銘柄数 7(寄与度+12.82)
値下がり銘柄数 217(寄与度-413.96)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
オリンパス 2040.5 36 +5.19
ファミマ 2423 28 +4.03
キリンHD 2166.5 48 +1.73
中外薬 11945 40 +1.44
荏原 2715 32 +0.23
味の素 1902.5 4.5 +0.16
日本製鉄 1266 11 +0.04
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5239 -176 -38.04
ファーストリテ 55490 -840 -30.26
ファナック 18770 -475 -17.11
東エレク 23690 -460 -16.57
京セラ 6960 -185 -13.33
リクルートHD 4037 -113 -12.21
アドバンテ 5140 -160 -11.53
信越化 13065 -310 -11.17
エーザイ 8336 -294 -10.59
テルモ 3548 -67 -9.65
アステラス薬 1751 -51.5 -9.28
ダイキン 15170 -245 -8.83
NTTデータ 1346 -42 -7.56
ソニー 6948 -207 -7.46
エムスリー 2900 -77 -6.66
7&iHD 3729 -183 -6.59
日東電 5480 -150 -5.40
太陽誘電 3165 -150 -5.40
資生堂 6525 -141 -5.08
キッコーマン 5290 -130 -4.68