23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり101銘柄、値下がり119銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は反発。80.63円高の16633.46円(出来高概算12億4000万株)で前場の取引を終えた。朝方はグローベックスの米株先物でサーキットブレーカーが発動する状況となり、寄り付き前のシカゴ日経225先物が一時15060円まで急落する局面もみられたが、日経平均は小幅に上昇して始まった。その後は、先週見られたNT倍率の低下の反動といった流れにより、日経平均は寄り付き直後には一時16833.56円まで上げ幅を広げる局面に。ただし、その後は再び下げに転じる荒い値動きとなり、先週末の終値水準での推移が続いた。
値上がり寄与トップはファナック、同2位はアドバンテとなり、2銘柄で日経平均を約52円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは横河電機で16.09%高、同2位は洋缶HDで13.35%高だった。横河電機については、一部証券会社からは同社の年初来での株価下落は過剰反応との指摘も。
一方、値下がり寄与トップはテルモ、同2位はダイキンとなり、2銘柄で日経平均を約53円押し下げた。テルモは国内証券による目標株価の引き下げが観測されている。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはJフロントで10.27%安、同2位は日清紡HDで9.05%安だった。2月の訪日客数が前年同月比58.3%減の108万5100人だったことを受けて、Jフロントの他、ミツコシイセタンなどインバウンド関連で弱い値動きが目立つ。
*11:30現在
日経平均株価 16633.46(+80.63)
値上がり銘柄数 101(寄与度+295.90)
値下がり銘柄数 119(寄与度-215.27)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 12935 800 +28.82
アドバンテ 3785 325 +23.41
ファミマ 1598 118 +17.00
第一三共 6650 445 +16.03
エーザイ 6566 428 +15.42
ソフトバンクG 2750 63 +13.62
TDK 7310 340 +12.25
トレンド 4120 290 +10.45
NTTデータ 920 46 +8.29
日産化学 2991 221 +7.96
京セラ 5550 109 +7.85
東エレク 16725 215 +7.74
アステラス薬 1531 39.5 +7.11
コナミHD 2756 192 +6.92
ファーストリテ 40370 180 +6.48
リクルートHD 2577 60 +6.48
協和キリン 2039 157 +5.66
横河電 1082 150 +5.40
塩野義 4636 150 +5.40
洋缶HD 1121 132 +4.76
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
テルモ 3143 -191 -27.52
ダイキン 12560 -720 -25.94
花王 7800 -438 -15.78
エムスリー 2688 -172 -14.87
7&iHD 3263 -300 -10.81
KDDI 2894 -36 -7.78
ホンダ 2172 -97 -6.99
キヤノン 2186.5 -120 -6.48
トヨタ 6215 -180 -6.48
ソニー 5759 -170 -6.12
信越化 8909 -166 -5.98
富士フイルム 4629 -165 -5.94
キリンHD 2111 -119 -4.29
太陽誘電 2427 -119 -4.29
SUBARU 1886 -97 -3.49
資生堂 5590 -92 -3.31
コムシスHD 2180 -90 -3.24
丸井G 1933 -82 -2.95
クボタ 1221.5 -66.5 -2.40
オムロン 4850 -65 -2.34