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日経VI概況:小幅に低下、好悪材料拮抗し、センチメントは一方向に傾かず

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比-1.40pt(下落率2.58%)の52.78ptと低下した。なお、高値は54.08pt、安値は50.11pt。前日の米国市場では、2兆ドルの大規模経済対策の早期成立への期待感から大きく上昇した。この流れから、225先物も19000円台を回復するなど堅調発進だったが、東京都をはじめとした各地域での外出自粛要請から、民間消費動向を懸念した警戒感も強く、その後は方向感に欠ける展開となった。こうした好悪材料が対立するなか、市場心理も一方向に傾くことはなく、日経VIはもみ合った末に小幅に低下した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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