15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり68銘柄、値下がり154銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反落。14日の米国市場でNYダウは反発し、558ドル高となった。新型コロナウイルスの感染拡大がピークを迎えつつあるとみられ、経済活動再開への期待が高まった。ただ、日経平均は前日にこうした動きを先取りし600円近く上昇していたことから、本日は利益確定売り優勢で49円安からスタート。朝方に一時19465.95円(前日比172.86円安)まで下落すると、日銀による上場投資信託(ETF)買い観測を支えにプラス転換する場面もあったが、NYダウ先物の時間外取引での下落や円相場の強含みが重しとなった。
大引けの日経平均は前日比88.72円安の19550.09円となった。東証1部の売買高は14億8903万株、売買代金は2兆5279億円だった。業種別では、鉱業、海運業、証券が下落率上位だった。一方、空運業、陸運業、食料品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は26%となった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGで1銘柄で日経平均を約19円押し下げた。同2位はファナックとなり、ファミマ、ファーストリテ、東エレクなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは洋缶で7.19%安、同2位は三井E&Sで6.69%安だった。
値上がり寄与トップは中外製薬で1銘柄で日経平均を約14円押し上げた。同2位はリクルートHDとなり、花王、KDDI、ソニーなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは富士通で4.95%高、同2位はNECで4.46%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 19550.09(-88.72)
値上がり銘柄数 68(寄与度+91.21)
値下がり銘柄数 154(寄与度-179.93)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外薬 14280 375 +13.51
リクルートHD 2800 110.5 +11.94
花王 9000 179 +6.45
KDDI 3176 28 +6.05
ソニー 6767 151 +5.44
塩野義 5577 120 +4.32
資生堂 6709 114 +4.11
第一三共 7593 88 +3.17
エムスリー 3850 35 +3.03
アステラス薬 1782.5 13 +2.34
アドバンテ 4745 30 +2.16
イオン 2232.5 57 +2.05
キッコーマン 4895 55 +1.98
富士通 10805 510 +1.84
キリンHD 2132.5 37 +1.33
ヤマトHD 1984 36 +1.30
京王 6410 170 +1.22
小田急 2458 67 +1.21
京成 3190 65 +1.17
キヤノン 2272.5 16.5 +0.89
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4333 -87 -18.80
ファナック 14760 -385 -13.87
ファミマ 1757 -96 -13.83
ファーストリテ 48440 -350 -12.61
東エレク 22355 -300 -10.81
京セラ 6133 -93 -6.70
スズキ 3039 -155 -5.58
テルモ 3694 -38 -5.48
NTTデータ 1060 -21 -3.78
ダイキン 13835 -100 -3.60
ヤマハ 4305 -95 -3.42
日産化学 3850 -95 -3.42
富士フイルム 5383 -89 -3.21
住友不 2714 -83 -2.99
洋缶HD 1059 -82 -2.95
三井不 1837.5 -72 -2.59
日東電 4935 -65 -2.34
TDK 8930 -60 -2.16
オムロン 5900 -50 -1.80
安川電 3235 -50 -1.80