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マザーズ指数は大幅に4日続伸、中小型株物色の流れ続く、値上がり率トップは関通

 本日のマザーズ指数は、東証1部市場の大型株が冴えないなか、中小型株物色が活発となり、大幅に4日続伸となった。前日の米国市場では、大手銀行の1-3月期決算が嫌気されたほか、3月小売売上高などの経済指標の大幅悪化などを受けて主要3指数は揃って下落した。この流れを受けて、昨日は小幅調整に留まった日経平均も本日は大幅な売り調整となった。こうした中、中小型株物色の流れが強まり、マザーズ指数は寄り付きから上昇スタートし、その後も値を上げていった。全体の値上がり数と値下がり数では拮抗している形ではあるが、メドレーやサイバーセキュリティクラウドといったオンライン診療銘柄やテレワーク関連どころで大幅高となる銘柄が多くあり、また、メルカリやSansanといった時価総額上位銘柄でも大幅高となるところが見られた。なお、売買代金は概算で1368.44億円。騰落数は、値上がり181銘柄、値下がり135銘柄、変わらず8銘柄となった。
 個別では、2020年3月度月次売上高が前年同月比30%増となったジェネレーションパスやオンライン決算説明会のプラットフォームなどの提供を開始したウィルズ、AI顔認識と高機能サーモグラフィーカメラを搭載した最大で16人の体温を同時測定可能とするスクリーニングソリューションの提供を開始したエコモットなどが大幅に上昇した。また、直近IPO銘柄である関通や松屋R&Dなども2ケタ台の上昇率となった。その他では、ディー・ディー・エス、農業総合研究所、リアルワールド、サイバーセキュリティクラウド、ランサーズなどが値上がり率上位に入った。一方、ステムリム、INCLUSIVE、エードット、アスカネット、データホライゾン、アクトコール、フィードフォース、アクアラインなどが値下がり上位に並んだ。

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