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東京金概況:軟調、日経平均高値更新などリスクオンムード強まる

TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:5857円(前週末日中取引終値↓2円)

・推移レンジ:5849円-5877円

11日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は軟調な展開となった。前週末の米国市場での株価上伸の追い風に加えて、重点対策が必要な「特定警戒都道府県」を除く34県で14日には緊急事態宣言が早期解除されるとの期待もあり、日経平均は一時20500円超となる3月9日以来の高値を付ける場面があった。こうしたリスクオンムードが一層強まるなか安全資産である金先物は相対的に軟調な展開を強いられた。ただ、一方で、実体経済への先行きに対する警戒感も残っていることに加え、為替が1ドル=107円近い円安水準にあったことも下支えとなり、金先物は大きく値を下げることにもならず、狭いレンジでの小動きとなった。

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