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東京金概況:上昇、二次感染リスクの高まりで警戒感漂う

TOCOM金 21年4月限・日中取引終値:5873円(前日日中取引終値↑16円)

・推移レンジ:5855円-5876円

12日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は上昇した。韓国や中国で改めて新型コロナウイルスの感染者数が増加するなか、国内でも二次感染リスクに対する警戒感が高まった。こうした背景から、安全資産である金への買い需要が膨らんだ。また、1ドル=107円50銭前後で推移する円安基調も金先物の上昇に寄与した。ただ、依然として、経済活動再開への期待に基づくリスクオンムードも市場では残っており、日経平均など株価指数が下げ渋ったことから、金先物も大きく上値を追う展開とまではいかなかった。

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