マネーボイス メニュー

日経VI概況:低下、米中摩擦懸念再燃も225先物の下げ渋りでセンチメント悪化せず

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は21日、前日比-0.57pt(下落率-2.05%)の27.15ptと低下した。なお、高値は27.99pt、安値は26.97pt。昨日の米株式市場は大幅高となったが、トランプ米大統領が中国に対して強硬な発言を繰り返し、また、米国から台湾への武器売却のニュースで米中関係の悪化懸念が増し、投資家心理が悪化したことで東京市場では225先物が伸び悩んだ。ただ、国内では明日に日銀の臨時金融政策決定会合が予定されていることで追加緩和の期待感もあり、225先物は大きく売り込まれず下げは限定的となった。大引け後に225先物が上昇したことでプットは売られ、日経VIは低下となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。