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マザーズ指数は5日続伸、大型株こう着感強めるなか中小型株優位の展開、値上がり率トップはメディネット

 本日のマザーズ指数は、日経平均など大型株が集まる指数がこう着感を強めるなか個人投資家の個別株物色が中小型株に集まり5日続伸した。前日の米株式市場では、大手小売各社の好調な決算発表や4月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、連銀が追加緩和に前向きである方針が確認されたことなどを受けてハイテク株を中心に大幅に上昇。この流れを受けて日経平均も寄り付き直後に20734.91円まで買われ、コロナショック後の戻り高値を更新した。こうした中、年初来高値を更新して好調が続くマザーズ指数も大きく上昇して始まった。ただ、トランプ米大統領のTwitter投稿が水を差す形となり、米中摩擦懸念が高まる中、主要株価指数は揃って上げ幅を縮める展開に。しかし、それでも後場に入って、マイナスに転じていた日経平均が前日終値水準でもみ合い下げ渋ると、個人投資家心理も大きく悪化することはなく、マザーズ指数については、一度もマイナス水準に転じることなく、引けにかけて上げ幅を拡大していく展開となった。なお、売買代金は概算で2340.71億円。騰落数は、値上がり186銘柄、値下がり129銘柄、変わらず5銘柄となった。
 個別では、21年3月期営業損益は前期の8.44億円の赤字から一転して2.00億円の黒字予想としたFRONTEOが20%超のストップ高となったほか、TDSEも19%とストップ高まで買われた。その他では、5日続伸と買い進まれたインフォネットが20%高、リビン・テクノロジーズは18%高、駅探も18%高となった。また、売買代金トップのアンジェスは3日ぶりに反発し12%高と賑わった。その他で上昇率上位となったのは、スポーツフィールド、ユナイトアンドグロウ、フィードフォースなど。一方、急連騰からの利益確定売りが優勢となったKudan、NexTone、ミクリード、メドレーなどは大きく下落した。その他では、自律制御システム研究所、イグニス、DMP、フォーライフ、JMDC、JIG-SAWなどが下落率上位となった。

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