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米国株見通し:底堅い値動きか、経済指標の改善で自律反発

(15時30分現在)

S&P500先物      3,031.88(-17.12)
ナスダック100先物  9,984.50(-26.25)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル超安。NY原油先物(WTI)は弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。

24日の主要3指数は大幅安。ダウは710ドル安で26000ドル台を割り込んだほか、ナスダックは心理的節目の10000ポイントを下回った。テキサスとフロリダ、カリフォルニアで新型コロナウイルス感染の再拡大で、1日の新規感染者数は過去最多を更新。死者数は累計で12万人超にのぼり、投資家心理を悪化させた。国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しの下方修正も株買いを抑制する要因となり、ハイテク株の利益確定売りを誘った。

本日は下げ渋る展開となりそうだ。前日は調整の売りも加わり大きく下げたが、25日は自律反発が見込まれる。21時半発表の経済指標のうち、国内総生産(GDP)確定値は横ばいの一方、耐久財受注(速報値)はコア指数も含め前回を上回る見通し。また、新規失業保険申請件数は減少が予想され、経済指標の改善を受け株価は短期的に買戻しが強まる場面もあろう。ただ、コロナ再拡大への懸念は根強く、株価の戻りを抑える可能性がある。軟調推移の原油価格も下押し要因に。

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