10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり43銘柄、値下がり177銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は小幅反落。52.55円安の22476.74円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米株式市場でNYダウは反落し、361ドル安となった。先週分の新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを好感する一方、フロリダ州で1日の新型コロナウイルス感染者数が過去最多に上り、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が「シャットダウン(経済活動の停止)を真剣に検討すべきだ」と述べたことで警戒感が広がった。ただ、ハイテク比率の高いナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。米国株が高安まちまちとなるなか、本日の日経平均は5円高からスタートした。寄り付き後は国内外での新型コロナ再拡大への懸念から22417.97円(111.32円安)まで下落する場面もあったが、おおむね前日終値近辺での小動きとなった。なお、オプション7月物の特別清算指数(SQ)は概算で22601.81円となっている。
セクターでは、鉱業、証券、不動産業などが下落率上位で、その他も全般軟調。電気機器と情報・通信業の2業種のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は21%となっている。
値下がり寄与トップは通期業績予想を下方修正したファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約50円押し下げた。同2位はテルモとなり、ホンダ、エーザイ、スズキ、トヨタ自などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファミマとなり1銘柄で日経平均を22円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、アドバンテス、ソニー、エムスリーなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 22476.74(-52.55)
値上がり銘柄数 43(寄与度+109.53)
値下がり銘柄数 177(寄与度-162.08)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファミマ 2304 150 +21.61
ソフトバンクG 6389 98 +21.18
アドバンテ 7010 110 +7.93
ソニー 7880 207 +7.46
エムスリー 4945 85 +7.35
東エレク 30000 165 +5.94
第一三共 8498 165 +5.94
TDK 10600 140 +5.04
ファナック 19755 125 +4.50
日産化学 5580 80 +2.88
KDDI 3288 10 +2.16
ダイキン 18520 60 +2.16
カシオ 1875 49 +1.77
コムシスHD 3155 45 +1.62
富士フイルム 4659 40 +1.44
キッコーマン 4910 35 +1.26
トレンド 6220 30 +1.08
大日印 2426 43 +0.77
資生堂 6802 21 +0.76
日化薬 1060 21 +0.76
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 60980 -1380 -49.71
テルモ 3920 -78 -11.24
ホンダ 2659 -58.5 -4.21
エーザイ 8835 -113 -4.07
スズキ 3676 -113 -4.07
トヨタ 6610 -99 -3.57
中外薬 5488 -32 -3.46
リクルートHD 3590 -32 -3.46
三井不 1735.5 -66 -2.38
住友不 2631.5 -63 -2.27
7&iHD 3338 -62 -2.23
ヤマハ 4705 -55 -1.98
京セラ 5672 -26 -1.87
クレセゾン 1055 -50 -1.80
丸井G 1715 -50 -1.80
武田 3675 -49 -1.77
キヤノン 2007 -32 -1.73
セコム 9210 -45 -1.62
SUBARU 2141 -44 -1.59
デンソー 4086 -43 -1.55