猛暑が続く今年の夏。エアコンは必需品になっていますが、電気代を抑えるために限界まで使うのを我慢していたりしませんか?実は、エアコンの我慢よりも節電に効果的なことがあるのです。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
エアコン我慢は危険
連日、暑いですね。ニュースでも危険な暑さと報道されています。
熱中症予防にもエアコンの利用が外せませんが、実は、冬場の暖房機能のほうが電気代がかかるのです。夏のエアコンの使用は、我慢しないでくださいね。
そうは言っても、電気代は低く抑えたいところ。
電気代が高いご家庭は、次の3つに心当たりはありませんでしょうか?
<電気代が高い家庭「3つの特徴」>
1)購入後10年を超えた家電を使っている
2)電気ポットなど保温機能のある家電を多用している
3)照明器具は白熱球が中心。または照明をつけっぱなし
「壊れるまで使う」は逆にもったいない
省エネが進んでいない古い家電だと、節電を心がけても電気代はかさみます。特に冷蔵庫、テレビ、温水洗浄便座は、古いものほど省エネ機能がありません。
「壊れるまで使う」のではなく、省エネ家電に買い替えするほうが、ランニングコストである電気代は安く抑えられます。
「もしかしてうちも!?」と思った方は、環境省が運営するサイト「しんきゅうさん」で、省エネ家電に変えた場合の電気代をシミュレーションできるので、試してみてくださいね。
Next: その保温、本当に必要?電球をLEDに替えるだけで85%節電も
まずは電球をLEDに
次に電気ポットや炊飯器の保温は、こまめに切ってくださいね。
実は、白米は「冷たい」ほうが美味しいという説もあります。炊き立てご飯が美味しいというイメージがありますが、粗熱がとれた状態が一番、お米の味が引き立つとのこと。昔、栄養士の実習で習いました。
最後は、照明器具についてです。
特に白熱球は、とても電気代がかかります。LEDに替えると、なんと85%も節電可能。中でもリビングの照明は長時間使いますので、LEDに替えるだけで節約できます。
暑いのを我慢してエアコンを止めるのではなく、まずは電球を替えてくださいね。そして、当たり前ですが「つけっぱなし」にしないことです。
家電も生活コスト。買い替えは計画的に
ファイナンシャル・プランナーの私は、相談に来られた方に、将来にかかるお金をライフイベント表に書き出すことをおすすめしています。
そして、この「家電の買い替え」を書き出す人はほとんどいません。
家電は10年経過すると壊れる危険もありますし、そもそもランニングコストの電気代のほうが高く付くので、買い替えを計画的に考えてくださいね。
『教育貧困にならないために』(2020年8月13日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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