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日経平均は1円高でスタート、ホンダや富士通が堅調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23321.19;+1.82
TOPIX;1638.89;+0.49

[寄り付き概況]

 18日の日経平均は1.82円高の23321.19円と反発して取引を開始した。前日17日の米国株式相場は下落。ダウ平均は130.40ドル安の27901.98ドル、ナスダックは140.19ポイント安の10910.28ポイントで取引を終了した。16日の連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利は長期にわたり据え置かれることが確認されたものの量的緩和(QE)拡大の壁が高いことが明らかになり、失望感から下落して寄り付いた。雇用や住宅関連指標が予想を下回ったことも売りに拍車をかけた。一時上昇に転じる場面もあったが、ハイテク株の調整が続いており、引けにかけては再び下落幅を拡大した。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場だが、寄付き段階ではやや買いが先行した。昨日引け後に行われた記者会見で、黒田日銀総裁が引き続き政府と連携して政策運営し2023年4月までの任期を全うすると明言したことが安心感となった。また、菅内閣の政策に対する期待感も継続しており、株価支援要因となった。一方、東京市場は明日から4連休となることで積極的な買いを手控える向きもあり、寄り付き段階では日経平均の上げ幅は限定的だった。なお、取引開始前に発表された8月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.4%下落した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は0.4%下落だった。

 セクター別では、海運業、輸送用機器、倉庫運輸関連、ガラス土石製品、サービス業などが値上がり率上位、証券商品先物、その他金融業、情報・通信業、保険業、鉱業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソニー、トヨタ、ホンダ、NEC、富士通、ゼンショーHD、リクルートHD、ファナック、OLC、日本航空などが上昇。他方、ソフトバンクG、ソフトバンク、KDDI、レーザーテック、ダイキン、中外薬、ヤマダ電機、JR東海、オービックなどが下落している。

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