30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり19銘柄、値下がり205銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は4日ぶりに大きく反落し、下げ幅は350円を超えた。前日の米株式市場では、経済指標が良好な内容を示した一方で、新型コロナウイルスの感染再拡大が嫌気され、主要3指数は揃って下落した。この流れを受けて日経平均も60円程度の下落幅でスタートしたが、その後にすぐに下げ渋るなど前場は底堅く推移した。ただ、日本時間午前に開催された米大統領選候補者のテレビ討論会を受け、キャピタルゲイン税の大幅な増税などを掲げるバイデン氏が優勢との見方が広がると、これが嫌気され、時間外のNYダウ先物が下落するのにつれ、日本株にも売り圧力が強まった。こうした背景から、日経平均は後場に入ってから一段安でスタートすると、その後、大引けまでじりじりと下げ幅を拡げる格好となった。
大引けの日経平均は前日比353.98円安の23185.12円となった。東証1部の売買高は14億4236万株、売買代金は2兆9096億円だった。セクター別では、銀行業を筆頭に証券・商品先物取引業、空運業、ガラス・土石製品などが下落率上位となり、ほぼ全面安だった。東証33業種中では情報・通信のみが上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の86%、対して値上がり銘柄は11%であった。
値下がり寄与トップはダイキンとなり1銘柄で日経平均を約27円押し下げた。同2位はファナックとなり、東エレク、NTTデータ、セコム、リクルートHDなどがつづいた。
一方、値上がり寄与上位にはソフトバンクG、オリンパス、ファミマ、協和キリンなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 23185.12(-353.98)
値上がり銘柄数 19(寄与度+28.62)
値下がり銘柄数 205(寄与度-382.60)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
オリンパス 2182 48 +6.89
ソフトバンクG 6469 32 +6.89
ファミマ 2370 30 +4.31
協和キリン 2986 70 +2.51
NTTドコモ 3885 672 +2.41
Jフロント 758 67 +1.20
スズキ 4483 31 +1.11
日製鋼 1840 78 +0.56
コナミHD 4540 15 +0.54
サイバー 6470 70 +0.50
エーザイ 9584 12 +0.43
キッコーマン 5820 10 +0.36
楽天 1132 10 +0.36
ミツコシイセタン 556 9 +0.32
高島屋 831 4 +0.07
DeNA 1932 5 +0.05
OKI 1130 14 +0.05
ホンダ 2473.5 0.5 +0.04
スカパーJ 459 3 +0.01
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ダイキン 19300 -745 -26.74
ファナック 20120 -570 -20.46
東エレク 27330 -470 -16.87
NTTデータ 1342 -81 -14.54
セコム 9606 -349 -12.53
リクルートHD 4160 -90 -9.69
信越化 13685 -245 -8.79
ファーストリテ 65860 -240 -8.61
花王 7887 -214 -7.68
京セラ 5997 -101 -7.25
トヨタ 6932 -181 -6.50
日東電 6840 -180 -6.46
アステラス薬 1567 -35.5 -6.37
ソニー 8032 -168 -6.03
大塚HD 4448 -165 -5.92
テルモ 4180 -39 -5.60
エムスリー 6500 -60 -5.17
TDK 11410 -140 -5.03
武田 3744 -139 -4.99
第一三共 3229 -44 -4.74