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日経平均は78円安でスタート、ソフトバンクGやアドバンテスが軟調

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23548.45;-78.28
TOPIX;1639.61;-4.29

[寄り付き概況]

 15日の日経平均は78.28円安の23548.45円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日15日の米国株式相場は下落。ダウ平均は165.81ドル安の28514.00ドル、ナスダックは95.17ポイント安の11768.73ポイントで取引を終了した。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)が第3四半期決算で債券トレーディングが好調でアナリスト予想を上回る好決算を発表したことが好感され寄り付きから上昇した。しかし、民主党のペロシ下院議長と協議を継続しているムニューシン財務長官が追加経済対策の選挙前の合意成立は困難との見方を示すと、失望感から下落に転じた。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。米国追加経済対策の早期成立が困難との見通しや欧米で新型コロナ感染が拡大していることなどから先行き景気への警戒感が強くなり、売り手掛かり要因となった。また、外為市場で1ドル=105円10銭台と昨日15時頃に比べ30銭ほど円高・ドル安方向に振れていることも買い手控え要因となった。一方、23500近辺では押し目買いが入りやすいとの見方や、下げ幅が広がれば日銀によるETF買いの思惑が働くとの指摘があったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は4-10日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は1兆4210億円だった。今日は日本時間10時30分に中国で9月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。

 セクター別では、医薬品、精密機器、情報・通信業、石油石炭製品、証券商品先物などが値下がり率上位、空運業、ゴム製品、保険業、不動産業、鉄鋼などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、東エレク、アドバンテスト、任天堂、ファナック、SMC、アンリツ、神戸物産、楽天、エーザイ、武田薬などが下落。他方、ソフトバンク、GMOGSHD、富士フイルムHD、村田製、JT、ANA、メドピア、SUBARU、東京海上、ブイキューブ、ルネサス、PR TIMESなどが上昇している。

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