19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり212銘柄、値下がり10銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反発。261.97円高の23672.60円(出来高概算4億2995万株)で前場の取引を終えている。前週末16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は112.11ドル高の28606.31ドル、ナスダックは42.31ポイント安の11671.56ポイントで取引を終了した。9月小売売上高や10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値の予想以上の改善に加え、新型ウイルスワクチン開発の一段の前進を好感し上昇して寄り付いた。しかし、9月鉱工業生産が予想外のマイナスに落ち込んだほか高値からはハイテク株中心に利益確定売りも目立ち、引けにかけて上げ幅を縮小。ダウ平均が4日ぶりに反発したことを受け、今日の東京株式市場は買いが先行した。米国景気の先行き警戒感の後退に加え、国内の追加経済対策に対する期待感も株価支援要因となった。また、朝方の外為市場で1ドル=105円40銭台と先週末16日15時頃に比べ20銭ほど円安・ドル高に振れていることも安心感となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はファナックとなり、2銘柄で日経平均を約57円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはJフロントで5.63%高、同2位は東レで4.52%高だった。2度の墜落事故で運航停止に追い込まれている米ボーイングの小型機「737MAX」の運航再開が認められる見通しになったと伝えられており、航空機関連の一角と位置付けられる東レの支援材料に。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約18円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはコナミHDで1.15%安、同2位はKDDIで0.80%安だった。
*11:30現在
日経平均株価 23672.60(+261.97)
値上がり銘柄数 212(寄与度+282.84)
値下がり銘柄数 10(寄与度-20.87)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 7212 189 +40.69
ファナック 20530 450 +16.15
リクルートHD 4330 88 +9.47
ソニー 7809 206 +7.39
中外薬 4382 63 +6.78
第一三共 2763 60.5 +6.51
資生堂 6926 181 +6.49
オムロン 7770 170 +6.10
ダイキン 19405 150 +5.38
太陽誘電 3830 145 +5.20
信越化 14320 145 +5.20
エムスリー 7200 60 +5.17
セコム 9182 143 +5.13
TDK 12270 140 +5.02
テルモ 4030 35 +5.02
NTTデータ 1321 28 +5.02
花王 7851 127 +4.56
日産化学 5590 120 +4.31
アドバンテ 5530 60 +4.31
キッコーマン 5250 110 +3.95
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 73070 -360 -12.92
KDDI 2742.5 -22 -4.74
コナミHD 4290 -50 -1.79
ファミマ 2307 -3 -0.43
サイバー 6670 -50 -0.36
ソフトバンク 1209 -6 -0.22
NTT 2231 -13 -0.19
キヤノン 1644.5 -1.5 -0.08
DeNA 1896 -7 -0.08
コニカミノルタ 260 -2 -0.07