21日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり197銘柄、値下がり23銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は反発。109.86円高の23676.90円(出来高概算4億8001万株)で前場の取引を終えている。
前日20日の米国株式相場は反発。ダウ平均は113.37ドル高の28308.79ドル、ナスダックは37.61ポイント高の11516.49ポイントで取引を終了した。9月住宅着工件数の増加を好感し寄り付き後上昇した。民主党のペロシ下院議長が追加経済対策を巡りトランプ政権と大統領選挙前の合意の期限である本日中の合意に楽観的な見解を示すと上げ幅を拡大した。
米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でも米追加経済対策合意への期待感に加え、新型コロナワクチン開発に関するポジティブな報道が好感された。一方、欧米での新型コロナ感染拡大への懸念が継続していることに加え、日本時間の今日の日中に米追加経済対策の協議内容に関する情報が伝えられる可能性があることから、寄り後の買い一巡後は積極的な買いを手控える向きもあり、日経平均は方向感の定まらない展開となった。
セクターでは、鉱業、海運業、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器などが値上がり率上位。一方、精密機器が値下がりした。東証1部の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は18%となっている。
値上がり寄与トップはKDDIとなり1銘柄で日経平均を約18円押し上げた。同2位はファナックとなり、TDK、信越化学、ダイキン、トヨタ自などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約29円押し下げた。同2位はテルモとなり、オリンパス、エムスリー、アドバンテスなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 23676.90(+109.86)
値上がり銘柄数 197(寄与度+184.26)
値下がり銘柄数 23(寄与度-74.40)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 2810 85 +18.30
ファナック 21230 395 +14.17
TDK 12490 200 +7.18
信越化 14455 165 +5.92
ダイキン 19770 155 +5.56
トヨタ 7018 121 +4.34
SUBARU 2124.5 97 +3.48
ソフトバンクG 7156 16 +3.44
宝HD 1175 93 +3.34
アステラス薬 1505 18.5 +3.32
オムロン 7930 90 +3.23
ホンダ 2609.5 44.5 +3.19
NTTデータ 1329 17 +3.05
京セラ 6065 41 +2.94
キヤノン 1683 51 +2.74
リクルートHD 4369 24 +2.58
アルプスアル 1573 70 +2.51
安川電 4160 70 +2.51
大和ハウス 2906.5 67 +2.40
エプソン 1070 33 +2.37
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 72350 -800 -28.70
テルモ 3951 -54 -7.75
オリンパス 2021 -43 -6.17
エムスリー 7170 -70 -6.03
アドバンテ 5530 -80 -5.74
中外薬 4300 -53 -5.71
東エレク 29180 -135 -4.84
エーザイ 8577 -61 -2.19
トレンド 6170 -50 -1.79
キッコーマン 5210 -40 -1.44
塩野義 5178 -39 -1.40
スクリン 5850 -100 -0.72
イオン 2817 -13.5 -0.48
ヤマトHD 2809 -12 -0.43
伊藤忠 2595 -7.5 -0.27
NEC 5700 -70 -0.25
ファミマ 2304 -1 -0.14
AGC 3265 -20 -0.14
東宝 4495 -25 -0.09
楽天 1121 -1 -0.04