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日経平均は247円高でスタート、ファーストリテや三井住友などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25087.30;+247.46
TOPIX;1697.39;+15.49

[寄り付き概況]

 10日の日経平均は247.46円高の25087.30円と6日続伸して取引を開始した。前日9日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は834.57ドル高の29157.97ドル、ナスダックは181.45ポイント安の11713.78ポイントで取引を終了した。米大統領選の結果に目処がつき不透明感が一段と後退したほか、新型コロナワクチン開発で大きな前進が見られ、実用化期待に景気見通しが大きく改善し寄り付きから大きく上昇。

 ハイテク株から景気循環株へのポートフォリオの移行が目立ちダウ平均株価は日中取引で過去最高値を更新した。一方、ナスダック総合指数は下落して取引を終えた。

 ダウ平均の大幅高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。東京市場でもワクチン開発の進展が好感された。また、20年4-9月期決算発表で業績予想を上方修正する企業が多いことや、外為市場で1ドル=105円10銭台と昨日午後に比べ1円80銭程度円安・ドル高に振れていることなども株価下支え要因となった。

 一方、欧米のみならず日本でも新型コロナ感染の拡大傾向が顕著となっていることなどが上値抑止要因となり、また、昨日までの5営業日で日経平均が1800円を超す上昇となったことで利益確定売りが出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢となった。

 なお、取引開始前に発表された9月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆6602億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1兆9924億円の黒字だった。今日は日本時間10時30分に10月の中国消費者物価指数(CPI)と中国卸売物価指数(PPI)が発表される。

 セクター別では、空運業、鉱業、保険業、鉄鋼、不動産業などが値上がり率上位、その他製品、情報・通信業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ、三井住友、トヨタ、ホンダ、OLC、ファナック、日立、富士フイルム、アシックス、安川電、パナソニック、スシローGHDなどが上昇。

 他方、ソニー、レーザーテック、HOYA、スクエニHD、アドバンテスト、第一三共、チェンジ、JPXなどが下落している。

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